Planning agency kaori
▼外構@雑草シリーズ(4)続編
長年ご愛顧(?)いただきました当雑草園が、
おかげさまをもちまして、
この度閉園の運びとなりました。
ごくわずかなマニアックな方々からは、
雑草に対する共感、励ましの声、
kontaさまからは、
「もし、草を抜いて「捨てる」のがしのびなかったら、
乾かした状態、またはそのままの状態でもよいですが、
我が家にもって来てください。
畑の肥やし(腐葉土)に使わせていただきますから・・・。」
というあたたかなメッセージもいただいておりましたが、
私が心から信頼申し上げている
ガーデンデザイナーダニエル先生より、
雑草園のアセンション(次元上昇)という
ご提案をいただき、改装の決心をしたしだいです。
ダニエル先生は庭づくりのプロフェッショナル。
ときおり植物たちの夜回り先生として
手がけられたお庭や
鉢植え等の往診にもでかけていらっしゃいます。
参考サイト
http://a-kaori.jp/?p=logl=182816
そして、かねてより
「ぼくも本当は雑草を抜きたくない。抜くときは心が痛みます」
と話され、私自身の思いも理解してくださっておりました。
その一方で
「美化環境を通した社会との調和」としてはどうなのか、
通りすがりの方々の冷ややかな視線に対して、
ご心配いただいていたことも事実です。
大宇宙と小宇宙の調和は、
私が最も大切にしているキーワード。
雑草園を継続していくにあたって、
ご近所との不調和が発生する可能性があるとするならば、
「リニューアル」の方向性も視野にいれるべきだろう。
そうした考えに至りました。
そして、ダニエル先生にすべてをゆだねることにしたのです。
ダニエル先生のような方が手をかけてくださるのならば、
雑草たちも浮かばれるというもの。
当日の朝、私は所用のため出かけることになっており、
到着したダニエル先生に一礼して車に乗り込みました。
夜9時過ぎ、当園に戻ってきた私は、
腰が抜けるほどおどろき、
感動したのは言うまでもありません。
すっぴんよりも、ほどよくヘアメイクを整えた人の美しさ。
煩雑に散らかっているよりも、整理整頓された部屋の爽快感。
採れたての新鮮な野菜もおいしいですが、
アクを抜いたり湯でこぼしたり、
作り手の愛情が注がれることで
味わいがます食材もたくさんあります。
それを庭づくりのプロによって教えられた感じでした。
明日、明るくなって見るのがコワいくらいだわ・・・
そう思いつつ朝を迎え、園へ行こうとしたら、
道路を走る車が急に減速して、当園の様子を見て行きます。
おそらくいつも通勤している道のため、
一日にして生まれ変わった光景に
思わず目をこすりながら見入ってしまったのでしょう。
てへへ。
ちょっとくすぐったいような恥ずかしいような、
不思議なうれしさが入り交じった気分。
植栽された1つ1つの植物たちを触りながら
「こんにちは。家に来てくれてありがとう。よろしくね」
雑草園から庭へとシフトアップした空間に挨拶をしました。
ダニエル先生には心より感謝の意を申し上げ、
今後、この閉園が
「一時的な休園でした」
という後戻りのご案内を出すことのないよう、
環境の維持に努めていく所存です。
また最後までお読みくださったみなさまにも
深く御礼申し上げます。
ありがとうございました。
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前編はこちらです。
http://a-kaori.jp/?p=logl=184742
2010.05.24:kaori
[2010.05.25]
>kontaさま (kaori)
[2010.05.25]
おめでとうございます (konta)
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