Planning agency kaori
▼あなどれないお月様
昨日あるミーティングが終わって
食事をしていた時の会話。
旅先で奥さんとケンカをしてしまったというYさん。
「なんでケンカになっちゃったんですか?」
というS子さんの質問に、
「なんでかなー。満月だったからかなあ」と答え
「うわあ、こんな理由を言うオトコいやだあ」
とS子さんに言われてしまったYさん(笑)。
S子さんの気持ちもわからないではない私ですが〜、
Yさんの名誉挽回のために〜、
月刊zero23で連載中の
「浅倉かおりのオシゴト日記」。
先々月のコラムの書き下ろしをアップします(^^)。
///////////////////////
あなどれない、お月さまのエネルギー。
最近読んでいるのが「月の癒し」という本。
数百年も昔から伝わる
オーストリア・チロル地方の健康法などが紹介されていて、
ベースはタイトルにあるように、
月のリズムに合わせた生活の智恵。
月の満ち欠け(引力)と潮の満ち干しが
関連していることからもわかるように、
地球は月のエネルギーと深いつながりがある。
満月に出産や交通事故が多いという話はよく聞くけれど、
月の周期はさまざまなことに影響するらしい。
たとえば新月は浄化や解毒に最適なので、
禁煙、禁酒などは禁断症状が少なくてすみ、
満月にむかっていく時期は、
補給、吸収の作用があるのでサプリメントなどの摂取に効果的。
ただし太りやすくなるので食事の内容に注意すること。
また、満月は普段より水分が組織に吸収されて
結合組織が柔なくなるため、
出血が伴う外科的な治療や手術などにはむかないらしい。
人間の体も約60%が水分でできているから、
引力の影響があることは十分に納得できる。
「月が経る」と書く女性の月経も約28日周期。
私自身も布ナプキンに変えてから生理不順がおさまって、
ぴったり正確ではないけれど、
満月の日に生理が始まるようになった。
子宮と宇宙はつながっているんだなあと、
しみじみ実感しているところ。
上記の本以外にも、
インターネットで「農業 月」と検索してみたら、
植物の樹液の流れもまた、月の運行に従って変化するとあった。
満月から新月には樹液は上から下に流れ、
新月から満月には下から上に流れるため、植え付けや剪定、収穫など、
農作業のすべてを月齢によって決める農家もあるそうだ。
伝統的な塩を製法している方によると、
満月と新月、普通の日では、
お塩の味も違うんだとか。
動植物はもちろん人間も宇宙の1分子である以上、
どんなに科学や医学の技術が進んでも、
長い歴史を刻んできた宇宙のリズムには逆らえないはず。
何しろほんの数百年前まで、
地球は平らだと本気で信じていた私たち。
科学で証明されていない迷信というより、
まだそれらを解明できるほど、
科学は進歩していないのではないだろうか。
むしろ自然と融合して暮らしていた先人達を見習って
命の営みを計画していく方が、
より順調に生きられるようにすら思う。
人間は思考する動物だ。
そしてココロとカラダはつながっている。
それゆえ月のリズムは精神にも作用する。
満月の前後は怒りっぽくなったり、犯罪が増えたり、
男がオオカミになるのも(笑)、何らかの影響なのだろう。
イギリスのどこかの地域では、
満月の日は警官を増員させるとか、
200年前には満月の犯罪は
寛大に考慮する法律があったという話も聞いた。
マイナスな出来事をなんでも
月にせいにするのはよくないけれど、
こうした月の作用を知っておくことで、
人間はあらかじめ予防する、コントロールする、
他者を理解することも出来るはず。
知り合いの経営者に、
「新しいビジネスは新月から」「整理をするのは満月から」と、
月のリズムを参考に仕事をしている人もいましたよ。
興味のある方は参考にしてみてね。
2010.04.18:kaori
[2010.04.19]
おつきさま (kaori)
[2010.04.18]
はい、引っかかりました(笑) (akatsuka)
[2010.04.18]
月 (だんぼ)
[2010.04.18]
月、地球、宇宙・・・ (たけ)
⇒HOME
(C) Kaori Asakura
powered by samidare