Planning agency kaori
▼vigoFM
今週は終戦記念日も近いので、天分楽校のコーナーのゲストに、詩人の比暮寥(ひぐれりょう)さんにお越しいただきました。大正12年生まれ、現在81歳。20歳の時に歩兵32連隊(霞城連隊)の甲種幹部候補生になり、訓練中に終戦を迎えたそうです。連隊にいた親友がフィリピンへ出征して亡くなったこと、当時の悲惨さ過酷さ、また靖国神社に対する考え方などをお話くださいました。
終戦から今日まで1日も戦争の事を考えない日はなかったそうで、これまで3冊の詩集を出版されています。(本は山形県立・市立図書館で貸し出しています)
余談ですが、このコーナーの時間はだいたい20分間あり、比暮さんはご自分でお話される内容をあらかじめメモにまとめてこられ、お願いしていた詩の朗読も含めて、きっちり時間内でバランスよく、講演会のようなスタイルでお話してくださいました。
「ラジオは初めてなので、緊張しますね」とおっしゃっていたにもかかわず、気持ちいいほど正確な時間配分で、久しぶりに「感服する」という気持ちになりました。お声の張りもよく、健康の秘訣は「タバコを止めたこと」だそうです。大切なお話をうかがう時間を持てたことに感謝いたします。ありがとうございました。
画像 (小 中 大)
2005.08.15:kaori
⇒HOME
(C) Kaori Asakura
powered by samidare