★祝☆いちごタルト★

▼17歳の恋 B

…何気ない瞬間に運命を感じて恋におちる…
  …私は『運命』を信じるから…
    …きっといつかまた会えると思うんだ…
      …運命の二人ってそういうものでしょ?…



高校生の時って何してても楽しかった。

特に遊ぶこと。恋すること。

高2の私には恋も遊びも全てが魅力的だった。

『彼氏は欲しい。』

でも毎日遅くまで部活があることを考えたら

『家が近い彼氏が欲しい!!』

という結論になった☆



私はソフトテニス部だった。

学校でもダントツに練習時間は長いし、休みが無い↓↓

だけど部活帰りに皆で喋りながら帰るのも、

コンビニに行くのも楽しくて別に苦ではなかったなぁ。


もちろん恭平もソフトテニス部で毎日部活をしてて、

家に帰ったら疲れて寝てたから

メールはあんまりしてなかったのかも。


だけど、少しずつ少しずつメールをして、仲良くなって、

電話もよくするようになっていった。


だけど恭平は寒河江で、カナは山形だったから、

自分の理想…『家が近い彼氏が欲しい!』っていうのとは遠くて…

好きになるのはやめよう、って自分をコントロールしてた。


恭平はすごく優しい人。

だけどそれは自分にだけじゃない。

きっと自分以外の女の子にも優しいんだ…。

そうやって理由をつけて避けてた。



ある日、

『今からお風呂入るから、メール返すの遅くなるよ☆』

いつものように、そんなメールをしてお風呂に入った。

お風呂から上がるとメールがきてた。

『お風呂いってらっしゃい☆
 前からずっと言おうと思ってた。
 本当に突然でカナがビックリするのはわかるんだけど、
 俺は本当にカナが好きだよ。
 振られるのはわかってるけど伝えたかったの。
 ただ伝えたかっただけだから、
 この事についてメール返さなくていいから、
 彼氏じゃなくても友達ではいてほしいんだ。』

このメールを見てとにかく嬉しかった。

まさか自分のことを好きだと思ってなかったから。

だけどやっぱり家は遠いし、お互いに部活は休みが無い。

どうしよう…。。。。

とにかく悩んで出した答えは…

『ごめん。部活も休み無いし付き合えないです。』だった。








2008.09.24:kana-risu

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