「家庭的な雰囲気でおもてなししたい」ハイセンスで上質なサービスととは裏腹に、あくまで控えめに丁寧に取材に応じてくれたのは橋本龍治さん。初代橋本龍之助さんのお孫さんにあたり、現在専務として館内の運営を取り仕切る。
以前はアパレル系の仕事に従事していた経験もあるという龍二さん。柔らかくあたたかい雰囲気と、センス良く清涼感のある印象は橋本屋のイメージそのまま。「決して大きな旅館ではないので、その分家庭的であたたかいサービスをこころがけています。」一昔前の団体客ブームの頃から、あくまでも家族や個人の方にゆっくりとくつろいでもらいたいというコンセプトでやってきたという橋本屋。特に大きな旅館や高級な旅館にしたいという願望はなく、今のままの規模、今のままの雰囲気で、末永くお客様に喜んでもらいたい。と語る。
実はアメリカ留学の経験もあるという龍二さんだが、日本のこころを大切にし、和の格好良さ、可愛らしさを現代風に表現する館内の雰囲気はその辺りも影響しているのだろうか?