上村のノート

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恒例となった学校林の植樹に行ってきました。
例年通りユニコース1年生の男子生徒によるボランティアです。植えたのはみんなですが、植えるまでの間に多くのみなさんのご協力があったことを学年主任が話していました。下準備をしてくださった今井造園さんをはじめ、快く見守ってくださった学校林のご近所のみなさんや工事車両の整理のかたわら、生徒の安全確保に努めてくださった係のみなさん、本当にありがとうございます。
最初は草ぼうぼうだった学校林も年度が重なるにつれ、だんだん様になってきています。遙か以前の先輩方が植えてくださった木を創立100周年に切り出しました。これがM棟、W棟に使われています。お会いしたこともない先輩の苦労のおかげで私たちは日々授業を展開していられるのです。今植えているこの木が年を重ね、何十年先の後輩たちに何か寄与することがあるのかもしれません。本当に私たちは誰かから知らない間にお世話になり、知らない誰かに知らず知らずのうちに恩返しして生きているのですね。
さて、植樹は生徒たちの献身的な働きにより滞りなくすみました。みんな本当に苦労をいとわず働いてくれて感心しました。今井造園の係の方も、素人たちをうまく指導してくださいました。職人の使う本物の道具を出してくださり、時々技を見せながら、教えた上で、生徒にもやらせてくださり「わりとうまいじゃん」と褒め、「あっちもやってくれ」なんて言われるとうれしくなりますね。また、今やっている仕事がどういう意味があるかも丁寧に教えてくださったので、みんな自分のやっていることの意味を確認しながら働くことが出来ました。これがきっかけとなって造園業に興味を持った人もいるかもしれません。バーチャルな世界の価値観が大きく取り上げられがちな現代社会にあって、本当に大切なのはこうして汗をかいて働くことだと考えさせられました。
2010.06.12:kami33:count(1,002):[メモ/コンテンツ]
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