上村のノート

▼近い道より楽しい道へ

山形県私立高等学校教育研修会が湯野浜で開催され、本校からも校長先生をはじめ10人もの先生方が参加し研修してきました。夏の間の先生の勉強です。
研修会はとても勉強になり、夏休みが明けてからの、いろいろな場面で活用して下さることと思います。

さて、帰りは「日本海東北道」が開通したという情報が入り、「内陸を通るよりかなり早く帰れる」という下心が起きて、日本海沿いを南下することにしましたが、結局は「あつみ」のあたりで高速道路は終わり。いつもの一般道を時間をかけて帰ってきました。
しかし、おかげで、この青い海に出会い、心はさわやか。暑い日でしたが、すっきりと帰って来れました。
現代は選択の連続で、しかも自己責任で、いつも正しい選択を目指さなければならず、心がすり減ることもよくあります。でも、考えてみれば、人生なんて先のことはどうなるかだれにも分かりません。分からないのが本当なので、正しい選択といったって本当に正しいのかはやって見なければ分からないこともたくさんあります。でも「近代」の「論理的」な考え方に毒された現代人は、正しいことをやることが「正しい」のだと思い込んでしまっている。

日本海を通る道は「早く帰る」という点では、正しい選択ではなかったかもしれませんが、人生を豊かに生きるという点では「楽しい」選択でした。正しい道より「楽しい道」へ。これって、文科系的な考え方かもしれません。
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2012.08.20:kami33

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