菅野芳秀のブログ
▼イネミズゾウ虫の被害もおさまった
我が家の前には広々とした一面に緑の美しい世界が広がっています。
春先のイネミズゾウムシの害も何とか鎮まりました。
水面への食用油の散布が効いたようです。彼らは夜、水底に生息しており、日が昇ると茎伝いに上がってきて葉を食べる。その習性を利用し、あらかじめ水面に食用油を撒いておく。いつものように水中から外界に出るときに、彼らの身体は油に包まれて窒息するという仕掛けです。農薬で無いから、全滅はしませんが、ずいぶん数は減ります。かわいそうですが仕方ありません。今年も農薬をかけずにすみました。食用油は分解も早く、コメへの害はありません。
これからの心配は「いもち病」ですね。稲の葉や茎がかかる一種のカビ病で、これにかかると稲全体が枯れて行き、収穫ゼロもありえます。カビ病なので高温多湿の気候は要注意。我が家ではこの予防として一夏に二度ほど「酢」を散布します。
大規模農業とは違い、「小農」のコメ作り。殺菌剤、殺虫剤ゼロ、化学肥料ゼロにこだわりながら、今しばらく緊張が続きます。
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2019.08.03:kakinotane
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