菅野芳秀のブログ

▼行列のできる卵屋さん

テレビでの話。
どこかは忘れたが「朝から行列のできる養鶏所」を紹介していた。
並んでいる人は
「卵がおいしい。これを食べたなら他の卵は食べられない」、
「黄身の色が濃い」
と一人で何パックも買っていく。黄身の色は朱に近いだいだい色。養鶏場の社長は「人気の原因はエサにある」と言っていた。彼は正直に実態を説明している。社長の言うとおり、黄身の色は色素でコントロールされており、味だって何が添加されているかわからない。

[画像]

 養鶏場の中には狭いゲージに押し込められた苦しそうなニワトリたちの姿があった。慢性的な運動不足とストレス。そこにエサと一緒に給与される化合物。ヨーロッパでは動物福祉の視点から、法律でゲージ飼いは禁止となっているが卵の安全性から言っても心配だ。味が良ければそれだけでいいというわけでもあるまい。

 行列をつくっている人たちのほとんどが60歳以上で、幼い子どもの親世代がいなかったことが救いだった。病院だ、薬だ、アレルギーだという前に、身体の中にいれるものをもっとしっかり吟味しなければいけない。TVも相変わらだ。見識が足りなさすぎる。

画像 ( )
2014.07.21:kakinotane
[2014.09.10]
種さま (菅野芳秀)
[2014.09.02]
初秋お見舞い申し上げます。 (種子原人)
[2014.07.30]
ありがとうございます! (山さくら)
[2014.07.22]
山さくらさま (菅野芳秀)
[2014.07.21]
お願いで〜す! (山 さくら)

HOME

(C)kakinotane

powered by samidare