菅野芳秀のブログ

▼アジア学院

 栃木県にアジア学院というアジア、アフリカの、主に農村地域で活動する人たちが学ぶ全寮制の学校がある。渡航費、研修費ともほぼ全額キリスト教の世界的基金や市民の寄付などでまかなわれていて、農作物の生産、畜産、加工などの農業全般について学ぶ。基本は地域資源を活かした有機農業、地域をベースとした自給自足の「生きるための農業」だ。9ヶ月の研修終了後はそれぞれの国に戻り、村に根を張って、その土地の人々と共に働く“草の根”の農村指導者を目指していく。
(アジア学院=http://www.ngo-arena.org/members/ari/ari.html)

 その学生達が・・・と言っても、それぞれの国では立派な活動暦のある方々なのだが・・・毎年、我が家を訪ねてくれる。もう10年ほどになろうか。今年も二班に分かれ、第一班はすでに7月23日に。もう一斑は8月18日の予定だ。写真は第一斑、通訳スタッフを含む17名の人達。

 私が取り組んできた循環農業の内容。農民になろうとしたそもそもの動機。レインボープランを市民とともにつくり出そうとした考え方。農村を内側から変えようとしてきた経過と教訓・・・などについて話したうえでお互いの話し合いをとのことだ。

 この巨体の男はどんな奴だ?始めはそんな視線も感じたが、鶏舎のそばの木陰の下で語り合っているうち、農村のお互いの抱えている問題が驚くほど一緒で、それぞれの実践が国境をこえ、なお、教訓として共有し合えることに気づいていく。笑いや感動をともにしながらの2時間、あっという間にすぎていった。別れがたい。掛け値なしにそう思えるほどのいい時間だった。お国に帰られたらどんな苦労が待っているのだろうか。ともすれば自分自身の健康や生活は一番最後に回しやすい私たちの生き方。それでもなお健康には気をつけられますように。

今度は18日の第二班、いまから楽しみだ。

 参加して見たい方はいらっしゃいますか?どうぞ、お申し出ください。
 

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2009.08.07:kakinotane
[2009.09.12]
按配って、山形でも使うんですね! (山さくら)
[2009.09.12]
山さくらさま (菅野芳秀)
[2009.09.06]
皆さん、お忙しいのでしょうか? (山さくら)
[2009.08.15]
種子原人様ありがとうございました。ニッコリです! (山さくら)
[2009.08.13]
山さくらさん,お答えします! (種子原人)
[2009.08.13]
種子原人様へ! (山さくら)
[2009.08.11]
雨雨降れ降れもっと降れ♪ (種子原人)
[2009.08.11]
おはようございま〜す! (山さくら)
[2009.08.09]
農業のグローバル化! (種子原人)
[2009.08.08]
くみさんと同じ気持ちです! (山さくら)
[2009.08.07]
ほんと、近かったらぜひ参加したいです。 (くみ)

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