菅野芳秀のブログ
▼タヌキがかかった
罠をかけた翌日(20日)、痩せたタヌキがかかっていた。
こら!おまえか、早朝鶏舎を騒がせていたのは。まさか、ニワトリをやったのもお前じゃないだろうな!
違う、違う。オレじゃありません。オレにそんな大それたことできるわけがありませんよぉ。
ごまかしてもだめだぞ!
絶対違いますよぉ。誤解です!
確かにお前にできるわけがないよなぁ。でも騒がせていたのはお前だな?
毎朝、4時ごろにやってきては、ニワトリ達を驚かしていたろう!おかげで田植えの最中であるにもかかわらず、睡眠時間が足りずにヘロヘロになっていたんだぞ、こら!
はい、それは確かにオレです。でも、埋められたニワトリを食べにきただけで、他にはなぁーんにも悪いことはしていませんよ。だから・・・。
勘弁してくれというのか?
二度とここに来ないというなら、考えないでもない。
「お父さん、それは止めようよ。
逃がすとしても遠いところに放すべぇ。」
「そんなことをしたらこのタヌキ、二度と家族とは会えなくなるではないか。大丈夫だ。二度と来ないといっているし、最近は騒がしてはいないのだから。」
はい、二度とまいりません。これだけ痛めつけられたら、恐ろしくて来れはしません。足はほとんど麻痺していますし、怖い思いもしました。来れたもんじゃありません。
放したタヌキは、片足をひきずりながら後ろを振り返り振り返り・・・、帰っていった。
自然養鶏だ。
ニワトリたちの暮らす環境をできるだけ自然に近づけて飼おうと
してきた。だから当然のことながら自然の方も近付いてくる。
肝心のキツネはまだ来ない。
写真はトラバサミにかかったタヌキ
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2009.05.23:kakinotane
[2009.05.24]
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