菅野芳秀のブログ
▼明けましておめでとうございます。
新年、明けましておめでとうございます。
皆さまは新年をどのように迎えられましたか?
元旦の朝、我が家の裏にそびえる朝日連峰の中に入り・・・といいましても深い雪の中、ほんの裾野に立っただけなのですが、山の神様に初詣に行ってまいりました。
私が山の神様と呼んでいますのは、山の土と微生物達のことです。それらはこの地の循環の母体です。微生物・・・とても小さな、そして不思議な生き物達。イノシシやサルは朝日連峰にはいないように、生物は自然環境の地域変化に合わせてすみ分けている。微生物ならもっと細やかに・・・。その範囲は「三里四方」。地元の微生物。
自然界にあっては一つのいのちの終りは、もう一つのいのちの始まり。土となり養分となって、新しいいのちに役立てられていく。参加していく。有機物の循環、いのちのめぐり。太古の昔からこの地の循環をつかさどってきたのは、地元の微生物たち。山の神様。
人間が生れると、およそ3日以内に、その地の微生物が体内に入るといいます。以来、生きている限り、身体の中に生息し、体内の循環を回してくれる。内の微生物界と外の微生物界は同じもの。身体の内と外を循環し、通い合う山の神様たち。だから私たちは自然の一部。「身土不二」。
新年は山の神様たちにおまいりすることから始まりました。もう、15年ぐらいになりましょうか。
静まりかえっている森。遠くから沢の音が聞こえました。
今年もよろしくお願いいたします。
2009.01.06:kakinotane
[2009.01.15]
やっと・・ (菅野芳秀)
[2009.01.13]
あけまして・・・。 (tu-ta)
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