菅野芳秀のブログ
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山さくらさん、焼き物の写真有り難うございます。 焼き物の価値について全く判りませんが、素朴な焼き物こそ、身近で必要不可欠な「伝統的生活用品」と自分で勝手に定義しております。その一つを今日は紹介しましょう。 「能野焼き(よきのやき)」ならぬ「種子島焼き」です。種子島の土は鉄分が多く、白塗りの焼き物は、赤身が出て(赤錆が滲んで)良くないとのことです(商品価値が低い?)。 能野焼きは、桃山時代の朝鮮の役の折り、領主=種子島氏が朝鮮より陶工をつれて来たことに拠るものです。それが途絶えていたのを昭和後期に復活させたのが、種子島焼きです。 このような話は、鹿児島本土にもあります。司馬遼太郎の小説となった「故郷忘じがたく候」。つまり、沈寿官氏の物語で、現在も14代目沈寿官氏(大迫さん)は健在です。そして、焼き物は「苗代川焼き」と呼ばれています。 能野焼きは、日本で順位が低い?と思われますが、大阪ではある品によっては、数十万円の高値がつく様です。こんな世の中良くない、庶民の生活用品を、という思いです。生活用品に順位をつけるのも善し悪しかも? さて、先輩はどうしているのでしょうか。冬ごもりをしているとは思えませんが?
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