菅野芳秀のブログ
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ダーチャについて米原マリの本に詳しく書かれていますね。 野菜作り、プラス、週末を過ごす簡易別荘、とでもいうような、施設みたいですね。 ドイツには、クラインガルテンというものがあります。私も借りていますが、町から1区画50平方mぐらいの広さを借り受けます。これが50とか100とか並んでいます。そこに、小さな物置小屋や、ガルテンハウスという、小さな家を建てて(寝泊まりは一応禁じられている)バーベキューパーティーをしたり、週末の余暇を楽しんだりするんです。 私は、単に菜園として使っているだけですが、ほとんど夕方毎日、そこへ来て暗くなるまでビールを飲んで、バーベキューをしている家族もあるんですよ。 原則、庭のない家庭に貸し出されていますから、庭代わり、文字通り、クラインガルテン小さな庭、なんですね。 収穫も結構大したもので、ロシア人が飢餓から救われたっていうのもあながち誇張とも思えませんね。生ごみをたい肥にしたり、野菜を育てたり、自然と生活がなじみ合うには素晴らしいチャンスだと思います。 因みに、私の両親は東京の大田区に住んでいて、区民農園を予約しようとしたのですが、空席待ちに3年はかかるんだそうで、あきらめざるを得ませんでした。都会の人々こそ、こうした機会が必要なんでしょうけど、土地がなんて言っても高いですからね。 行政がこうしたことに本腰を入れなければできないことですが、そのためには、行政を動かすだけの市民の力と強い動機がなければなりません。その力や動機が、日本には見られないように私は思っています。お上ですからね。行政は。
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