菅野芳秀のブログ

▼何でも、スペシャルを好む日本人気質

この、何でも極めないと気が済まない日本人の性質が、日本を支えているといえるんでしょうね。
さくらんぼだって、リンゴだって、ものすごいものを作り出して、そして、それに消費者が飛びついて高いお金を出しますからね。
ドイツのフジというタイトルで、一度地球ラジオにも出したんですが、ドイツのスーパーでFUJIと書いてあるリンゴを見つけました。早速買って、ラベルを見たら、近くの村の生産者名が書いてあったんです。
電話帳で調べて、話を聞いたら、ドイツの消費者はものすごく保守的だから、新しい品種を売り込むのはものすごく難しいんだそうです。
ゴールデンデリシャスなんていう品種が今も何種類かのメイン品種のひとつなんですよ。ドイツは。
その生産者はまだ30代で、「僕はおいしいと思ったものは挑戦してみたい。10年ぐらいかかるけど、消費者にも受け入れられると思うから」って言ってました。
農産物だけじゃなくて、カメラや、車や、ノート一つでも、日本の製品のきわまるところまで極まっちゃっている現実は、ほんと世界レベルからいえば、驚きなんです。
7月6日こんなのを見つけました。ドイツじゃこんな商品を作ろうと誰も思わないでしょうね。
芯がクルっと回ってトガり続けるシャープペンシル「KURUTOGA(クルトガ)」 「使い続けているうちに線が太くなる」という、よくある芯先の悩みに注目。一画で約9度回転し、40画で1周するしくみを開発しました。
芯先が紙面に引っかかりにくい、芯の粉がでない、紙や手を汚さない、などのメリットも。

シャープペンシルですよ!



●画像 ( )
●2009.07.06
●くみ
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