菅野芳秀のブログ

▼集落の共同作業

またまた、山さくらさんとお話しさせてください。

「はだ植え」や「すま植え」という言葉を両親や祖母からは聞いたことはありません。また、親戚が言っていたという記憶もありません。よって、知りません。そちらの地域の方言なのでしょうか。

イデザライ(川ざらい)や「結い」も各地域の方言で呼ばれながら、存在するのですね〜。また、陸稲(野米)を作っているところも広い日本あちこちにあるかもしれませんね。それから、結いを「手間換え」というところもあるようですよ。

共同作業も色々ですよ。私の生まれ故郷「種子島の住吉能野里(すみよしよきのさと)」では、「烏賊の柴切り」作業があります。浦と里が一緒になって、柴枝(烏賊がこれに卵を産み付ける)を海に投げ込むこともあるようです。つまり、漁村(浦)の人手不足を隣接の純農村(里)で補うということでしょうか。麗しき大同団結といった共同作業です。

農漁村のかような慣行や共同作業に関心を持つ私は、所詮、古〜い人間なんでしょうかね〜!
 

●2009.05.14
●種子原人
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