菅野芳秀のブログ

▼ご無沙汰しました。

ようやく確定申告が終りましたよ。やれやれです。毎日、データーをしっかり入力しておけば・・とはいつも2月に入ってから思うことですが、なかなかね。玉子の配達したり、集金したり、お米を発送したり・・・の仕事をしながらだとはいえけっこう時間はかかりました。ルスの間に賑わいをつくっていただいた方々に感謝いたします。ようやく戻ってきましたよ。

 くみさんの話ですが、どうなんでしょうか?はっきりしたことはわかりません。確かに山々の木々や草ぐさは動物性の肥料をもらってはいないのに健康でそのものです。2〜30年、無農薬の畑をつくっている千葉の友人は、チッソを低く抑えた植物性の堆肥をつくり、畑に施しています。私が使っているレインボープラン堆肥もチッソを低く抑えています。土作りのためにはチッソが高くなりがちな動物性堆肥は不向きですね。落ち葉や草、わらなどを活用した植物性の堆肥が一番だと思います。山の落ち葉などをたくさん集めてきて醗酵させ、畑に施せば確かにいい畑ができるでしょう。
 私が小さかった頃は、化学肥料はなく、動物や人間のフン、草、わらなどを上手にミックスさせて作る手作り堆肥が肥料の全てでした。いまでいう「有機農業」だったわけですが、それでも病気のついている畑や田んぼはたくさんありましたよ。どんな作物もたくさんの栄養をやれば病気にかかりやすくなります。虫も呼びます。有機だからかからないという単純なものではないですね。同じように、チッソの低い植物性の堆肥だけで全てが(虫も病気も、作物自体の成育も)うまくいくというものでもないように思います。そこが技術なんでしょうね。私の場合はレインボー堆肥のほかに、作物によっては濃くならないように注意しながら、醗酵ケイフンを撒き、その成育を助けています。
 くみさんのご紹介の農法・・ちょっと気にはなりますね。勉強してみます。
 

●2009.03.10
●菅野芳秀
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