菅野芳秀のブログ

▼吹雪の夜は「雪おんな」がきますから、家でじっとしているわけですね。来るんですよ、本当に。

黒いきこりと白いきこり【浜田廣介】を夕べ読みました。
ご存知ですか?お隣高畠町の出身の童話作家ですね。
そこに雪女が出るのですが、菅野さんが書かれているみたいに、雪国の雪に閉ざされた暮らしの中でこそかかれた童話だなあと、しみじみ読みました。とてもいいお話でしたよ。

年末、長井へ行ったとき、東京は青空だったのに、福島に着くと寒々とした曇り。山形新幹線に乗り換えていくらもしないうちに雪景色になり、「山形って大変な所なんだなあ」と、じっと窓の外を見ていました。
雪に大風も加わって、大きな木や、建物(いくらもないけど)が、必死にじっと耐えている様。その日は、倒木で新幹線が不通になるほどの大変な日だったわけですが、あの景色は山形の県民性といわれる、「勤勉」を生み出した風土を私に見せてくれたように思いました。
ドイツも昨日は雪が降り、屋根も原っぱにも、薄く粉雪が積もっています。気温は0度。
それでも、夕方5時を過ぎても暗くなくなってきました。
「白いきこりが一人でもいる限り、春はやってくる・・・・」ひろすけ童話って、なかなかいいですね。



●画像 ( )
●2009.02.02
●kumi
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