菅野芳秀のブログ
▼自力解放
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ステキな雪景色ですね。この雪の上、歩けるんですか? 藁の靴履いてないとダメですか? 寝っ転がってもいいんですか? 雪合戦できるんですか? 雪だるまも作れるんですか? かまくらも作れるんですか? 確かスキーする所は、もっと雪が固くなっていて、斜めですよね。私は、何かにぶつかるか、お尻つかえて転ばないと止まれないけどね。 山にも雪降っているんでしょう。でも、山って真っ白じゃないんですね。 雪囲いの中の樹はお元気ですか? 私の知っている、鶏舎は、卵生産工場みたいですよ。なが〜い鶏舎が4棟並んで建っていて、ころりんころりんと卵が並んで一箇所(別棟の建物)に集まってくる。そこで、パートの方々が、座ってじっと見ている。勝手に卵の向きが変わって、卵の細い方が下になって10個ずつパック詰になる。その過程で汚れていたり、傷ついているのを、除く作業がパートの方のお仕事なんですよ。これは、何年か前の光景なのですが、今も同じだと思いますよ。 そうしなければ、利益が無くて、やっていけないんじゃないですか。農業の指導者(私には、どこか、誰か、解らない)が、そういう、指導をしてきたんでしょう。悔しいけどね。私も、ニワトリさんの味方になりたいです。そして卵を食べる人々のね。さらに放し飼いで共同生活している飼い主さんのね。 お米も安くて、利益は無く、赤字状態である。だから、たくさん作って、自分で値段を付けて売る。うちの近くにも、15f位作って、『○○○米』と名前を付けてお客さんと直に年間契約している人がいます。そういう人は、町内(人口1万弱)で1人です。もう少し耕作面積が少なくて家で白米にまでして売っている人は2〜3名います。 その人たちは、利益が十分あるかどうかは、知らないけど、いいんでしょう。自由だからいいんですけどね。その他諸々の、わずかな米作り農家(挑戦できないお年寄りの百姓)には、援助の手はないのよね。「自由だから、自分で勝手にしなさい」ってね。 だから、そこそこでその土地に合ったやり方を考えるしかないんでしょう。そして、冬水米は、そこの地域の取り組みとして、それがいいと思える人たちで力を合わせてやっているんだから、私は素晴らしいなって思いました。田んぼの土にいい事は、渡り鳥にとってもいい事で、自然にも、小動物にも、地球にも、そこに暮らす人間にもいい事なんでしょう。誰が白鳥か知らないけど、『白鳥入蘆花』でしょ。 私、この言葉大好きなんです。蘆の花がほんの僅かに風とは逆の方向に流れてるって素敵でしょ!でも、揺れるのは1本だけじゃない方が好きです。 それと、地産地消って、私はその地域、町、市、位までって思っていたので、おかしいなって思って尋ねたら、うちの県では、県内位を考えているんですって! そんな事言っていたら、地方、国、世界って考えられるじゃないですかね。 もう一つ、外国暮らしが長かった友達が言っていたけど、日本に帰って来て、お米の値段が10倍位したので驚いたって、言っていました。私は「それでも、農家は赤字なのよ!」って話しましたけどね。 最後に、この秋から専業農家になった隣の若い衆さん、今、お米の収穫の後の田んぼを利用してレタスやブロッコリーを、次々に植えて、次々に収穫しています。我が家にもおすそ分けしてくれます。「これは、消毒してないとこやきんな!」って持ってきてくれます。という事は、出荷するのは消毒をいっぱいして(残留農薬基準スレスレまでね)、見た目に綺麗で大きさも揃えて箱に整然と並べてないと、売れないんでしょう。売れても安いとかね。生産者なら普通に{同じ作るんなら、高く売れた方がいいよ}って思うでしょう。だって家族の生活がかかっているんですからね。 (「それが、目先の事だけ考えているんだよ、お金じゃないんだよ。自分が本当に正しいと思う事をしなきゃね。いつか後悔するのは一番辛い事なんだよ」って、夫の声が聞こえてきそうです) えっ! 「食の安全と田んぼの土の事を考えると、思わない」って、菅野さんも、そう言われるだろうと思っていましたけどね。 でも、寂しいけどやっぱり法律で決めないと無理なんでしょうね?・・・って、今は思います。 数年先に、「あんな、寂しい、哀しい、悔しい思いをしたけどね・・」って、懐かしい思い出話になってるといいですね。
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