菅野芳秀のブログ
▼本年元旦からはオーストリアでも禁止
オーストリア全土から、2009年1月1日よりゲージ飼いのニワトリ達がすっかり消えた。んですよ。
ドイツから二年遅れてお隣オーストリアでも、今年施行されたようです。
今日も、スーパーで、ボール紙の卵ケースに入った卵を買ってきました。プラスチックのケースは見ません。
BODENHALTUNG(つまり地飼い)10個で、いくらだと思いますか?
118セント。今の為替相場で140円弱です。
これでやっていかれるのかと、思いますが、物価の安い他のEU諸国から仕入れているのだと思います。
近くの養鶏農家が配達で売っているのはやはり1個30-40セントはしています。
日本のスーパーで貰ったチラシに、みちのく森林鶏の宣伝。
****鶏舎は、温度や湿度を管理しやすい窓のないウインドレスタイプを使用******。
まさに「お日さまを拝むことも、風をうけることもなく」孵化器で生まれ、それしか知らないとは言え、65日前後の命。なんと言うことだろう、と、思います。
これが経済動物と呼ばれる命なんですね。
命は等しく同じ重さなんだと、みんな知っているのですが。
●2009.01.30
●くみ
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