菅野芳秀のブログ
▼深夜ラジオを拝聴しました
20年以上も前に、大学院法学研究科で民法を学んだ。その時に、末弘厳太郎博士の著書に「常識とは商人感覚を基準としている。しかし世の中には商人感覚には馴染めない者もいる」というものがあった。私も商人感覚に馴染めない者の一人である。継続的・没個性的な取引感覚が商人感覚であろうが、非継続的・個性的な取引感覚の中にこそ、人として生きていく重みがあるように思える。農民には農民の常識感覚があり商化現象に飲み込まれてはならない。農村には農村の時間があり、このことを尊重すべきである。平たく言えば、農村には独自の風景があってしかるべきです。以上が私見ですが、先輩の話を聞きながら、日本の南北農村の共通性・相違性を思う次第でした。私は南海の魚介類男かもしれません。
●2008.09.18
●種子原人
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