菅野芳秀のブログ
▼山さくらさま
今日も我が家の雪降ろしです。すでに一階の襖の戸が雪の重みで開かなくなってしまいました。雪って恐ろしいよ。軒を折るし、屋根の雪がすべり落ちてくるときは、雪囲いしていなければ外のガラスを割って侵入してくるし、家を潰すからね。
我が家は長井市のはずれ。山のふもとです。市内でも豪雪地帯。すでに積雪は2mを超えたといっていました。例年なら150cmぐらいなのですが。雪の本番は2月。これからです。
我が家はトラクターにバケットをつけて除雪しています。家のまえの畑に雪を運んでいます。
道路は午前2時過ぎぐらいから業者が除雪してくれますので車が走れないということはありません。
この雪は水の貯金です。大量に使用する春の田んぼの時期になると、たくさんの雪どけ水が山から流れてきます。長井市3000hの水田の全てに水が引かれ、全景が鏡のようになっていく姿は冬の雪があったればこそ。
我が長井市の水道水はその朝日連峰の伏流水。森のフィルターを通って流れてくる水は一年中おいしく枯れることはありません。ペットボトルに入れて販売されてもいます。だから、冬の雪の多さは、決して悪いだけの話ではありません。一年を通して、水と土、いのちと暮らしの視点から捉え返してみると、雪を含めて豊かだなぁと思いますね。
だから・・・、同情はしないでくださいな。
●2011.01.28
●菅野芳秀
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