菅野芳秀のブログ
▼村の春
名前
件名
本文
さっそくお返事くださりありがとうございました。 今朝は気温が6度ぐらいでした。水温は13度でした。 今日からは家の中に入れます。少し遅いくらいなので、早く播きたいから。水を替える、知りませんでした。よかった。 今日はイースター。キリストが死刑になった金曜日、そのあと、今日、復活したことに由来します。木曜から学校は休みになり、1週間とか2週間とか休暇を取る人もいます。 3年前はこの時期に気温が四国並みのトルコ地中海岸へ1週間休暇に行き、ドイツより6週間は早い春を楽しみました。 今年からは、野菜の栽培があるので、3月から10月はどこへも行かれません、と宣言してあります。その間がっちり働いて10月から2月まではドカンとやすむ、こういう目標です。 そうなったら、日本へも行かれますね。 この4週間は、種まき苗作りが目の前にちらついて、大したこともしていないのに気ばかり焦る毎日でした。 借りた畑は牧草の根が深さ20cm以上も絨毯みたいになっていて、道具では1平方m剥がすのに20分はかかりました。腕がどんどん太くなる。それで、耕運機を借りて耕し、そのあと根を取り除き、(と言っても、いくらか取り除くだけで、根の塊がごろごろしている状態です)幾分、畑らしくなりました。 この畑、850平方メートルで1年、20ユーロ(2400円です。買ったらいくらか聞きませんが、日本の田んぼは高いですね!!) 根っこのじゅうたんの下は、感動的なほど、素晴らしい土です。石はほとんどなく、ふかふかで、鉛筆の太さのミミズがにょろにょろいます。そして、モグラのトンネルがあるので、モグラに引っ越してもらわなくてはなりません。ペットボトルの風車で雑音を地下に送るというのを見つけたので、それでやろうと思っています。 ここにも陸稲を少し植えるつもりです。 そして、2月に剪定した3本のリンゴの木。これに実がなって、1kg1ユーロじゃなく、1個1ユーロで売れるようになるのが目標です。 そのうち、この1年20ユーロの小作料が10倍になるよう、頑張ろうと思っているんですよ。 だって、畑を耕していたら村のおばあさんがやってきて、 「やめなさいやめなさい、そんなこと出来るわけない、無駄だよ、ここは木を植えるか牧草をやるのが関の山。まあ、やってみてもいいけど半年経ったら話を聞いてあげるよ」って呆れたように言われたんですから。 ここの地主がこぞって野菜の栽培を始めたら、この村はまた発展します。そう思うと面白い。 その火付け役が日本人だったなんて!ますます面白いでしょう?
編集用パスワード(半角英数字4文字)
コメント削除
削除する場合はチェックして下さい
→
記事ページへ
⇒
HOME
(C)kakinotane
powered by
samidare