ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ

パレスチナ6報

ジャマインの村に向かいながら、RWDS(農村女性による開発協会)のリーダーの話を思い起こしていた。
「パレスチナはA地区、B地区、C地区と別れています。」
A地区とは行政をつかさどる権利、治安を守る権利の両方がパレスチナ側にある地域。B地区は、行政権はパレスチナにあるが治安権はイスラエルにある地域。C地区は行政権も治安権もイスラエル側にある地域。

 C地区は特に悲惨だ。いきなりイスラエル軍がやってきてブルドーザーで家を壊す。軍に守られたユダヤ人の入植者が、もともと住んでいるパレスチナ人の家屋を焼き討ちして追い出す。育てたオリーブの木を伐採する。抵抗する者への逮捕も毎日のことで、13歳の子供でも逮捕していく。殺戮さえ日常的に行われているという。

 ジャマインの村はB地区。それでも成人男子の二人に一人がイスラエルに逮捕された経験を持つと言うことだ。
 ユダヤ人の入植者は地域の水源地、作物が育つことのできる農地から優先的に占拠してきた。その結果、パレスチナ人は水がなく、作物が育ちにくいところに追いつめられてきたという。

 ジャマインの村に入って、周囲を見たら、1kmほど離れた小高い丘の上(水源地)にユダヤ人入植者の村が見えた。下がパレスチナ人の村。


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