危機感よりは好奇心

経営者の心構えの一つに「常に危機感をもて」 というのがある。

 会社は、いつ潰れるかわからないということを、いつも頭の中にいれておけば、経営態度は慎重となり、放漫経営に陥り、あるいはミスを犯すことは少ないだろうというのである。

 しかし、いつも危機意識にさいなまれていると、それが高じて恐怖心とな り、石橋をたたいても渡らぬ式の憶病経営となり、時代の波にとり残されてしまう。

危機感というのは、外部から襲われる他動的な要素についての防御意識であるから保守的にならざるをえない。

 だから自動的な考え方、つまり自分とは別の世界に何が起こりつつあるかという好奇心をもつ方がいい。

 好奇心かあるから、自分の知らないことを知ろうと努める。 新聞を読んでも、テレビを観ても、人の話を聞いても、そこから何かをつかみとろうとする勉学心が起きてくる。

 国際情勢、政府の方針、世の中の出来事を通して時代の流れを知ることができるし、好奇心があるからこそ、同業者のやり方だけでなく、異業種の経営法、儲かっている会社、倒産会社のことなども研究して、そこからヒントをつかむことができる。

 人の判断は、自分の知っていることの範囲をでないというが、危機感だけでは、自分の狭い知恵だけで考えるのが落ちである。

 新しい知識をえて、わが社を考えてみる。そして、これではダメだと自覚したときに進歩は始まるのだと思う。

2022.08.11:kaishu:[コンテンツ]

同行二人、松下幸之助と歩む旅



「同行二人、松下幸之助と歩む旅」(PHP刊・北康利著)

 わが国の歴史において「経営の神様」と呼ばれた人間は松下幸之助しかいません。

本書では、この松下幸之助という不世出の経営者の人生をたどり、彼のとった行動と決断を追体験することができます。

 判断に迷った時、「松下幸之助なら、こうしたのではないか」という、経営をしていく上での頼もしい杖となるものと確信しております。

 世に松下幸之助関連の本は多けれど、日本型経営、和魂和才の叡智に学ぶために自信を持って推奨できる名著です。

2022.08.04:kaishu:[コンテンツ]

イノベーションのA~F

  • イノベーションのA~F

P.Fドラッカーは、経営とは「顧客の創造」と「イノベーション」といっているが、
マーケティング学者のフィリップ・コトラーは、イノベーションを起こすためには、次のA~Fの人材が必要だといっている。

Activator アクティベーター:アイデアを思いつく人

Browser ブラウザー:本当に創造的で刺激的なモノか吟味する人

Creator クリエィター:試行可能なコンセプトに変える人

Developer デベロッパー:ビジネスモデルに発展させる人

Executor エグゼキューター:新製品や新事業を立ち上げる能力のある人

Financier ファイナンサー:資金を供給できる人

異質な能力を持った人の集合体が新しいものを創り出す。

2022.07.28:kaishu:[コンテンツ]

本当の幸せ

  • 本当の幸せ

宮沢賢治は、「世界全体が幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない」といいました。

地球人70億人の内、人間らしい生活ができているのは20億人だそうです。

ブータンが独自に打ち出した「国民総幸福量」という指標があるが、これは、精神面での豊かさを「値」として、国民の社会・文化生活を国際社会の中で評価・比較・考察することを目的としている。(Wikipediaより)

本当の幸せとは何なのかを考えさせられます。

私たちにできることは、大きな幸せを願いつつ、足元のできることを確実にやり続けることではないかと思います。

「地域づくりは暮らしづくり、仕事づくり」。

ささやかながら一歩づつ前進してまいります。

2022.07.21:kaishu:[コンテンツ]

何のために経営しているか?

  • 何のために経営しているか?

日本のリーディングカンパニー3社を視察した。

・未来工業株式会社(岐阜県大垣市)
 社是は、「常に考える」。
 改善提案数は年間16,000件、特許240件というから驚く。
 労働時間1,600時間、年間休日は140日、残業禁止で、
 高能率・高賃金・高収益。
 ワークライフバランスが徹底している。

・伊那食品工業株式会社(長野県伊那市)
 社是は、「いい会社をつくりましょう」
 企業の目的は、社員を幸せにすること。
 感性豊かで、人間味あふれる社員集団が
 凡事徹底、いい会社とは何かを常に考えている。

・株式会社はくばく(山梨県甲府市)
 「麦に憑かれて40年」、創業者の執念を受け継ぐ長澤社長(三代目)が、
  The Kokumotsu Company へと進化させ、穀物に徹底的にこだわる。
  ヴァンフォーレ甲府(Jリーグ)のスポンサーとしても社会貢献している。

 そこで感じたことが、今年のベスト3キーワード。

1.いい会社
いい会社とは、人を大切にする会社。
人を大切にする会社は、社員のモラールが高い。
モラールとモラルと業績は連動する。

2.フィロソフィー
だから、フィロソフィー(理念)が大切。
何のために経営しているのか?
提供する商品・サービスの価値は何か?

3.キャリア
自己実現とは、やりたいことをすることではない。
「自己という可能性を秘めた存在を、この世に実現していく」
とは、考えれば考えるほど難しい。

2022.07.14:kaishu:[コンテンツ]