反田 快舟 | Kaishu Sorida

▼ただ一つの言葉を植えつける

星野リゾート(星野佳路社長)の地ビールメーカー「ヤッホー・ブルーイング」が、
ビール消費低迷の中で好業績を続けている。

1996年の創業から長らく低迷が続き、
製品の個性が市場に受け入れられるまでには時間がかかった。
同社がピンチを乗り越えて成長軌道に乗った背景には、
マーケティングの専門家であるアル・ライズ氏らによる
「マーケティング22の法則」によるという。

大手メーカーと競合するのではなく、
最初から「エールビール」という新しいニッチな市場の
トップに立つことを目指した。

満を持して97年に発売した「よなよなエール」は大ヒットした。
しかし、99年のピークに地ビールブームが終わると急速に需要が落ちた。

販売の落ち込みをカバーしようと
多くのメーカーが製品のラインナップを広げた。

しかし、ヤッホー・ブルーイングは頑なに一つのブランドにこだわり、
品質を磨きあげる努力を続けた。

その考えを支えたのが、
「売れるもマーケ、当たるもマーケ、マーケティング22の法則」である。

「マーケティングにおける最も強力なコンセプトは、
見込客の心の中にただ一つの言葉を植えつけることである」
(アル ライズ)

地道な努力の積み重ねによって、
「よなよなエール」は固定ファンを増やしていた。

マーケティングとは

マーケティングについて関心のある方はこちら



2009.08.05

HOME

(C)

powered by samidare