今回は、現場で良く使う(道具としても用語としても)「馬鹿」について。
とても重宝で賢いバカの仲間・・・「バカボ(馬鹿棒)」「バカ墨」「馬鹿穴」etc(一個賢くないのが・・)
「バカボ」・・・水平を見る機械「レベル」を覗いて、相手方が持っている「棒」に目印を付けてもらう。この棒を「バカボ(ウ)(ウー)」といいます。
実際のバカボの使い方の一例として・・例えば、盛土を必要とする土地に基準高を出す場合。
ある区画毎(例、縦2m横2mピッチで)に杭を打ちます。その杭にバカボを当てて、さっき出しておいた目印の位置に合うように墨をつけます。
これで、その土地に基準高と同じ高さの目印ができます。この高さで盛土をすれば基準高と同じ水平な土地が出来上がります。
ちなみに、バックホー(一般には「ユンボ」と言っている重機のことです^^)のオペさんには、その目印が見えないので目印に水平に横の棒を取り付けます。(これをトンボと言ってます^^)
何の変哲も無い棒が、広い土地を平らにする・・・なんと賢い!
もう一つが「馬鹿墨」・・基準をつけないでつけた一定の高さの墨。の意味で今まで使ってきたのですが・・・なんと「建築用語」に無い!?
これって本当に一般に使って無い言葉?それとも方言?・・・
最後に賢くない馬鹿!・・・・M12ボルト(直径12mmのボルト)を通す為に間違ってM16の穴をあけてしまった。馬鹿穴!
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