今回は、小説風に・・・失敗談から
この業界に入りたての頃・・・・・
今日は、土台入れの日。土台にアンカーボルト用の穴をドリルあけていた先輩に続いてクレオソート(真っ黒の油、臭いし・・手に付くととれない上に痒くなる困り物)を塗っていた私に一言・・・・
「おい、北側の土台のろく見てこい。」 と言われたのですけどぉ・・・
『ろく』??『六かな??』・・柱の六番目を見てくればいいのかな?
北側に廻って行って『1・・2・・3・・4・・5・・6 ここだ。』
キョロキョロ・・辺りと土台を見たけれど・・・何も異常がない様子・・・
『何を見るのだろう???』と不思議に思っていると・・・
「陸の意味が分からないのか?水平の事だろう。土台が下がっていないか水平をみてみろと言ったんだ。」
と、昔々の話・・・・
ちなみに・・「かね」とは90°の事。
陸(ろく)屋根・・・水平な屋根を言い。
矩(かね)勾配・・・45°の勾配の屋根を言います。
ン? いま「90°」って書いたでしょって・・・
確かに90°と、書きましたけど・・
90°の勾配って・・・屋根というより「壁」じゃない!?
通常屋根の形は・・・「へ」の形 片側45°+反対も45°で90°です^.^
ついでに、「1寸勾配(いっすんこうばい)」は、勾配比が1:10の勾配
10m行くと1m上がってる勾配ですね^^
で、「5寸勾配」=「矩(かね)勾配」
この「5寸勾配」・・・足場無しで大工の仕事の出来る限界だと言われたですが真偽は・・不明です^^;
さらに・・・「6寸5分勾配」の屋根に上がると・・・絶壁にいる錯覚になる・・・板金屋さんや鳶職がとってもすごい人に見えます^^;
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