高断熱高気密バーチャル(仮想)住宅の五回目・・今回は床断熱と基礎断熱の違いについて・・
二人は、床断熱と基礎断熱の違いを調べ始めました。
「最近は、床断熱より基礎断熱に注目が集まっているようだね。どっちの断熱がいいのかな?」
「そうだね。それじゃ、床断熱と基礎断熱のデメリットを調べてみようか。」
床断熱・・・基礎断熱が始まる以前から行なっていた断熱方法。施工数の多い断熱方法だが・・床下に断熱材を入れるので自重で垂れ下がる事がある。それによって生じた隙間が冷気の通り道になって結露やカビの原因となる場合がある。
給排水を床下配管(最近の施工では屋外からの直接配管は少ない)とすると、床断熱を貫通するヶ所が増える。(気密工法の場合、気密処理のヶ所が増える事になる。)
基礎断熱・・関東以西では、防蟻処理が必要。(外断熱)
一年ほどコンクリートから湿気が出るので換気などの対策が必要。
湿気が抜けると、過乾燥状態となるので木製の束は使用できない。(収縮により床鳴りの原因となる。)
基礎の内側は、室内となるので冷暖房の容量が増える。
「これをみると、基礎断熱が優れているようだね。でも、基礎断熱に外側に断熱材を入れる『外断熱』と内側に入れる『内断熱』があるんだろう。どっちがいいの?」
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