今回は、ある作業中の話・・・!
寒~い作業場で、ある○○に使う汽車らしい物に車輪らしい物を貼り付けようと「木工用ボンド」を探していました。
「これ風邪ひいてるかな?」
これ・・って、作業場に転がっている埃だらけの「木工用ボンド」(大工さんが使う、大型のハムのような大きさの容器に入ってる白い接着材)
「絶対に引いてるって!」
期待通りの返事! ・・・と、もう一方から・・・
「風邪?」
言葉のニュアンスから・・寒い作業場・・風邪をひいた・・の様です^^;
ボンド=風邪 の発想はないようで・・・
「ボンド」が風邪をひく説明を・・・(古い「ボンド・瞬間接着剤などの接着剤など」が接着力を失った状態。私的にはボンドがコトコト<この説明だと、分かりにくいですよね^^;>となっていると「風邪ひいてる」とわかるのですが・・)
これをネタにブログを書こうとしまして・・「検索!」「検索!」<エバ風>
・・・あれれ・・・ボンド≠風邪・・・くっつかない
ボンドと風邪がバラバラで書かれている。
「風邪をひいてしまった。ボンドで○を・・」こんな内容のが大量に・・・
誰も、「ボンドが風邪をひいた」話を書いていない・・・
え!!???・・・もしかして・・・・
・・・・・
・・・・・
業界用語辞典に「風邪」がない! 当然、木工用ボンド(酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤の通称)に風邪の記載もない!!
・・・・・
実は、ボンドと風邪の関係は・・・置賜限定の方言だった???
これ<ボンドが風邪ひいた>を使ってる人・・・置賜以外にもいるのかな・・・????
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道具・業界用語あれこれ(10) 馬鹿と言われているけど!
今回は、「馬鹿」について少々・・・
良く使う言葉で「バカ」がついているのが「バカ棒」。
たとえば、「基礎工事で丁張(ちょうはり・・基礎の高さ(丁張から100下がりが基礎天端とか現場毎に決める)や布基礎の位置が書いてある)から1280下がりが床掘深さ」としたときに あらかじめ1280㎜に切っておいた棒を相方に渡し、ユンボで床掘をしている途中途中で床掘深さを確認させる時に使う。
この棒・・現場では頻繁に使うのですが・・あまりに便利なのになぜか「バカ」棒と言われている。馬鹿でも同じ高さに出来るからと言われているようですが・・・
これは納得がいかないので・・・検索!検索!(エバ風に!)
バカ棒はどうやら方言又は俗語で、正式には間竿とか尺丈または尺棒などと呼ぶらしい。
勝沼の考古学者M氏の説明によれば、バカ棒すなわち間竿は春日権現記という古い書物だか絵巻物にも記載があるほど伝統的な道具なのだ。建築を作る際の定規として現場ごとに製作されていた。大抵は工事の終了と共に処分されてしまうから、こんな風に残るのは極めて珍しい。これで当時の寸法の基準が判る。
裏側には名前が書いてあった。その人は宮光園の賃金支払帳に記載のある大工の一人と同じ名前だという。間竿は棟梁が造り、管理する。これで建物を手掛けた棟梁の名前も判った。
下の文字は棟梁の住所。祝むら(村)と書いてある。
・・・なるほど・・バカじゃなくて立派で伝統的な道具でした^^
良く使う言葉で「バカ」がついているのが「バカ棒」。
たとえば、「基礎工事で丁張(ちょうはり・・基礎の高さ(丁張から100下がりが基礎天端とか現場毎に決める)や布基礎の位置が書いてある)から1280下がりが床掘深さ」としたときに あらかじめ1280㎜に切っておいた棒を相方に渡し、ユンボで床掘をしている途中途中で床掘深さを確認させる時に使う。
この棒・・現場では頻繁に使うのですが・・あまりに便利なのになぜか「バカ」棒と言われている。馬鹿でも同じ高さに出来るからと言われているようですが・・・
これは納得がいかないので・・・検索!検索!(エバ風に!)
バカ棒はどうやら方言又は俗語で、正式には間竿とか尺丈または尺棒などと呼ぶらしい。
勝沼の考古学者M氏の説明によれば、バカ棒すなわち間竿は春日権現記という古い書物だか絵巻物にも記載があるほど伝統的な道具なのだ。建築を作る際の定規として現場ごとに製作されていた。大抵は工事の終了と共に処分されてしまうから、こんな風に残るのは極めて珍しい。これで当時の寸法の基準が判る。
裏側には名前が書いてあった。その人は宮光園の賃金支払帳に記載のある大工の一人と同じ名前だという。間竿は棟梁が造り、管理する。これで建物を手掛けた棟梁の名前も判った。
下の文字は棟梁の住所。祝むら(村)と書いてある。
・・・なるほど・・バカじゃなくて立派で伝統的な道具でした^^
道具・業界用語あれこれ(9) 同じコロだけど
今回は、「コロ」について少々。
最初は、「ピンからキリまで」のピン!
ピン+コロで 「ピンコロ」・・・正方形の石のことで、やや不整形。小さな舗石を指す場合もあります。
舗石・・・舗装用の石ですね^^ で
「ピンコロ舗装」というのがありました。
ピンが1と言えば・・・次のコロは・・・
サイコロ^^ コンクリートの中にある鉄筋のかぶり厚さ(鉄筋が錆びないように地面から離す)をとるスペンサー。
この2つのコロ 形が大変よく似ているんですね・・・
ピンコロが ほぼ9cm角
サイコロが 6cm角(各高さが50-60-70の様になっていて、かぶりに応じて高さが変えられる)
違いは、石とコンクリートくらい?かも^^
もっとも・・サイコロの方は、最近の主流・・・プラスチック系に移行しつつあるみたいです^^;
最初は、「ピンからキリまで」のピン!
ピン+コロで 「ピンコロ」・・・正方形の石のことで、やや不整形。小さな舗石を指す場合もあります。
舗石・・・舗装用の石ですね^^ で
「ピンコロ舗装」というのがありました。
ピンが1と言えば・・・次のコロは・・・
サイコロ^^ コンクリートの中にある鉄筋のかぶり厚さ(鉄筋が錆びないように地面から離す)をとるスペンサー。
この2つのコロ 形が大変よく似ているんですね・・・
ピンコロが ほぼ9cm角
サイコロが 6cm角(各高さが50-60-70の様になっていて、かぶりに応じて高さが変えられる)
違いは、石とコンクリートくらい?かも^^
もっとも・・サイコロの方は、最近の主流・・・プラスチック系に移行しつつあるみたいです^^;
道具・業界用語あれこれ(8) 犬と猫が走る・・!?
今回は、犬と猫が走る件について・・・
CADで図面を書いていたら・・「キャットウォーク」と・・
『猫歩き』??『犬走り』なら知ってるけど・・・
ご存知の方も多いと思います・・「犬走り」建物の周囲に数+センチ程度のコンクリートか砂利(通常、散らばらないようにコンクリートか縁石の様な物で仕切っておく)を敷いたスペースですね^^
で、犬走りのコンクリートを打った場所を翌朝見ると 犬と思われる肉球の跡がポツポツと・・・それで「犬走り」と・・・(本当かな?!)
人なら歩きにくいが、犬なら走っていけるスペース・・(こっちが正解っぽい(・・)
こっちの走りは、知ってる人が多いと思うのですが・・・本題の「猫走り」
「猫走り」・・・劇場や工場施設の上部、ダムや橋梁などの高所や大型貨物機、飛行船などに設置される狭い通路。キャットウォーク。
漢字だと走りで英語だと歩くになる・・・^^?
じゃ、「キャットウォーク」で・・・色々な画像が・・・^^
これも「キャットウォーク」・・確かにキャットウォークです^0^
住宅に作る場合は、吹き抜け部分に狭い通路として設けるようです^^
猫の散歩用として・・・^^(これは嘘っぽい)
CADで図面を書いていたら・・「キャットウォーク」と・・
『猫歩き』??『犬走り』なら知ってるけど・・・
ご存知の方も多いと思います・・「犬走り」建物の周囲に数+センチ程度のコンクリートか砂利(通常、散らばらないようにコンクリートか縁石の様な物で仕切っておく)を敷いたスペースですね^^
で、犬走りのコンクリートを打った場所を翌朝見ると 犬と思われる肉球の跡がポツポツと・・・それで「犬走り」と・・・(本当かな?!)
人なら歩きにくいが、犬なら走っていけるスペース・・(こっちが正解っぽい(・・)
こっちの走りは、知ってる人が多いと思うのですが・・・本題の「猫走り」
「猫走り」・・・劇場や工場施設の上部、ダムや橋梁などの高所や大型貨物機、飛行船などに設置される狭い通路。キャットウォーク。
漢字だと走りで英語だと歩くになる・・・^^?
じゃ、「キャットウォーク」で・・・色々な画像が・・・^^
これも「キャットウォーク」・・確かにキャットウォークです^0^
住宅に作る場合は、吹き抜け部分に狭い通路として設けるようです^^
猫の散歩用として・・・^^(これは嘘っぽい)
道具・業界用語あれこれ(7) 陸
今回は、小説風に・・・失敗談から
この業界に入りたての頃・・・・・
今日は、土台入れの日。土台にアンカーボルト用の穴をドリルあけていた先輩に続いてクレオソート(真っ黒の油、臭いし・・手に付くととれない上に痒くなる困り物)を塗っていた私に一言・・・・
「おい、北側の土台のろく見てこい。」 と言われたのですけどぉ・・・
『ろく』??『六かな??』・・柱の六番目を見てくればいいのかな?
北側に廻って行って『1・・2・・3・・4・・5・・6 ここだ。』
キョロキョロ・・辺りと土台を見たけれど・・・何も異常がない様子・・・
『何を見るのだろう???』と不思議に思っていると・・・
「陸の意味が分からないのか?水平の事だろう。土台が下がっていないか水平をみてみろと言ったんだ。」
と、昔々の話・・・・
ちなみに・・「かね」とは90°の事。
陸(ろく)屋根・・・水平な屋根を言い。
矩(かね)勾配・・・45°の勾配の屋根を言います。
ン? いま「90°」って書いたでしょって・・・
確かに90°と、書きましたけど・・
90°の勾配って・・・屋根というより「壁」じゃない!?
通常屋根の形は・・・「へ」の形 片側45°+反対も45°で90°です^.^
ついでに、「1寸勾配(いっすんこうばい)」は、勾配比が1:10の勾配
10m行くと1m上がってる勾配ですね^^
で、「5寸勾配」=「矩(かね)勾配」
この「5寸勾配」・・・足場無しで大工の仕事の出来る限界だと言われたですが真偽は・・不明です^^;
さらに・・・「6寸5分勾配」の屋根に上がると・・・絶壁にいる錯覚になる・・・板金屋さんや鳶職がとってもすごい人に見えます^^;
この業界に入りたての頃・・・・・
今日は、土台入れの日。土台にアンカーボルト用の穴をドリルあけていた先輩に続いてクレオソート(真っ黒の油、臭いし・・手に付くととれない上に痒くなる困り物)を塗っていた私に一言・・・・
「おい、北側の土台のろく見てこい。」 と言われたのですけどぉ・・・
『ろく』??『六かな??』・・柱の六番目を見てくればいいのかな?
北側に廻って行って『1・・2・・3・・4・・5・・6 ここだ。』
キョロキョロ・・辺りと土台を見たけれど・・・何も異常がない様子・・・
『何を見るのだろう???』と不思議に思っていると・・・
「陸の意味が分からないのか?水平の事だろう。土台が下がっていないか水平をみてみろと言ったんだ。」
と、昔々の話・・・・
ちなみに・・「かね」とは90°の事。
陸(ろく)屋根・・・水平な屋根を言い。
矩(かね)勾配・・・45°の勾配の屋根を言います。
ン? いま「90°」って書いたでしょって・・・
確かに90°と、書きましたけど・・
90°の勾配って・・・屋根というより「壁」じゃない!?
通常屋根の形は・・・「へ」の形 片側45°+反対も45°で90°です^.^
ついでに、「1寸勾配(いっすんこうばい)」は、勾配比が1:10の勾配
10m行くと1m上がってる勾配ですね^^
で、「5寸勾配」=「矩(かね)勾配」
この「5寸勾配」・・・足場無しで大工の仕事の出来る限界だと言われたですが真偽は・・不明です^^;
さらに・・・「6寸5分勾配」の屋根に上がると・・・絶壁にいる錯覚になる・・・板金屋さんや鳶職がとってもすごい人に見えます^^;