家の性能や住み心地は、床下・小屋裏・壁の中を見ればわかる

  • 家の性能や住み心地は、床下・小屋裏・壁の中を見ればわかる
宮城県もいよいよ梅雨入りしたようです。

先週の土曜日は、晴れて暑い位でしたが、一転して昨日は、気温が下がり、雨も降り、梅雨寒の一日でした。

さて、「ソーラーサーキットのお家」の利府にあるモデルハウスでは、室内はもちろん、床下や小屋裏の温度と湿度も、24時間リアルタイムでご確認いただけます。

他社でも、こうしたモニターを設置しているところはあると思いますが、だいたいが居室の表示で、床下や小屋裏の温湿状況を表示しているメーカーは、ほとんどないはずです。

画像は、昨日のお昼位のモデルハウスの状況で、自然の状態の温湿状況です。

この時期は、急に暑くなったり寒くなったりするのが普通ですが、外が暑い時は涼しく感じ、寒い時は暖かく感じるのが、外断熱の家の特徴で、弊社のお客様は不思議な家ですね~とよく言われます。

室内の温度は、30℃を超える暑さにならなければ、ほぼ一定で、外が、寒くても暑くても24時間いつでもどこでも23℃~26℃位の状態を保ち、湿度も50%台を保ちます。



ご存知のように、完全な外断熱の家は、基礎も含めて構造躯体の外側で断熱工事を施すことで、これまで外部空間とみなされていた、床下や小屋裏・壁の中まで室内空間となり、温度や湿度も室内に近い状況をつくり出すことが可能になります。

弊社では、長年にわたり、温熱環境と空気環境にこだわり、温度差や湿度差のない・そして家中が綺麗な空気に満たされた家づくりに取り組んで参りました。

床下であれ、小屋裏であれ、壁の中であれ、湿度や温度などの条件が揃えば必ずカビも生えるのです。

カビに囲まれて健康な暮らしが送れるでしょうか。

そして、家はどこから腐れてくるのでしょう。

いくら高級な羽毛布団であれ、押入れに何年も入れっぱなしにして、その暖かさは持続できるでしょうか。

また、よく木は生きていると言われますが、ご自身が木になったつもりで、壁体内の環境を考えてみていただきたいのです。

外断熱の構造内部は、真冬と真夏の壁体内の温度差は、床下であれ、小屋裏であれ、壁の中であれ、ほぼ10℃以内で収まります。

さらに、構造躯体が常時空気にも触れています。

一方、内断熱ではどうでしょう。年中断熱材に囲まれ、呼吸さえできないばかりか、冬と夏とで最低でも25℃位の温度差や湿気にさらされてしまうのがわかると思います。

どんな家でも、家の中の環境は、床暖房やエアコンというお化粧によって、お金をかければいくらでも、よく見える環境をつくることは、そう難しいことではありません。

ところが、構造内部は、どうしても屋外と室内側の環境の影響を受け、熱や水蒸気の移動を繰りかえしてしまうのです。

しかも、熱も水蒸気も高い所から、低い所へ移動するために、冬と夏では、その動きも逆転し、季節を問わず、内部結露を引き起こしてしまう危険性を孕んでいるのです。

厄介なのは、こうした湿気や結露によって、人や建物の健康にただちに影響を及ぼすことはないということで、不具合が生じるのが何年後かは、家や住む人によって、まちまちだということです。

何か、少し前にどこかで聞いたフレーズですが、将来、少なからず悪影響を及ぼしてしまうのは、お解りいただけると思います。

ただ、間違いなく言えることは、寒い時・暑い時・じめじめした時期といった、悪い環境時に目に見えない構造内部の状況をご確認いただくことで、家の真の性能や建ててからの住み心地がはっきりと分かるということです。

そして、家の性能は、出来るだけスッピンの状態で見ることが大事で、じめじめして暑い日にこそ確認することをオススメしています。

現場見学やモデルハウスはもちろん、大衡にあるリアルサイズのモデルハウスでは、宿泊体感も可能ですので、是非、厳しい環境時に、外断熱の空気質の違いをご体感いただきたいと思います。

弊社では、暑い夏もエアコンに頼らない暮らしを提案しており、モデルハウスでも、出来るだけエアコンを使わず、27℃~28℃・湿度50%台の環境を体感いただいております。

モデルハウスでは、日中も、照明がついており、地下室から小屋裏まで階段を上り下りすると、私達でも暑く感じる場合もあり、他社のギンギン冷えたモデルハウスを回ってきたお客様から、暑いね~と言われることもままありますが、真夏に短パンでTシャツで暮らす日常を考えれば、28℃でも50%台の湿度であれば、扇風機で十分な涼しさを感じるものです。

是非、ご来場いただく場合はこの辺のところを頭に入れてご見学いただければ幸いです。

もちろん、エアコンで冷えた環境をお望みのお客様も、熱ごもりの少ない外断熱の家は、僅かな冷房費で涼しい環境は簡単につくれますので、ご安心下さい。

※ 普通の家では、壁の中を見ることは出来ませんが、どんな家でも床下や天井の点検口は必ずついています。本当にいい家を建てたいというお客様は、モデルハウスや現場見学の際に、床下や小屋裏を確認することこそが、重要なポイントでもあります。




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