床下と小屋裏を見れば家の良し悪しが分かる

家の住み心地や耐久性をご自身の目で、見極める簡単な方法があるので紹介したいと思います。

それは、寒い時期や熱い時期に、モデルハウスや見学会などで、家の床下や小屋裏の状態を確認するだけでいいのです。

通常、目にする機会の少ない、床下や小屋裏ですが、この目に見えない部分だからこそ、重要で、この部分にその会社の家づくりの技術や作り手としての良心が詰まっており、懐中電灯で中を確認し、カビや結露のシミ・臭いや温湿度を肌で感じることで、その家の良し悪しが、ある程度わかります。

どんな家でも、床下や天井には点検口がついているはずで、簡単に確認が可能です。

営業マンに見せていただけますかと聞いてみて下さい。

理由をつけて断る会社は、候補から外せばいいだけです。

通常、どこのメーカーでも、床下や小屋裏について質問すると

〇 基礎パッキンで全周換気になっているから大丈夫です。
〇 ベタ基礎になっているので、乾燥しています
〇 換気システムに組み込んでいるので心配ありません
〇 土台は加圧注入された防腐木材ですのでご安心下さい
〇 安心な材料を使い防蟻処理をているので問題ありません
〇 小屋裏にも、厚い断熱材を使用しているので暖かい家です
〇 天井部もしっかり気密処理しているので結露はしません。

とマニュアルどうりの説明で終わってしまうのが一般的で、お客様の方も、「そうですか。」 で終わってしまうのがほとんどです。

家はどこから腐れてくるでしょう。

シロアリはどこから侵入し、どこから食い荒らすのでしょう。

床下が健康な家は「建物と住む人の健康」をいつまでも守ってくれるのです。

家を建てる前に是非確認したい事。

それは床下と小屋裏です。

弊社のモデルハウスでは、床下内部の状況を実際にお客様の目でご確認していただく為に、地下スペースを設けて365日自由にご覧いただけます。

もちろん小屋裏のメンテナンススペースにも、中に入って確認が可能で、どこの現場にも、壁の中にまで点検口を設置しています。

冬と梅雨・真夏の床下や小屋裏を、目で見て・臭いをチェックすれば、その家の快適性や耐久性がはっきりと解ってくるのです。



※ この画像は、床下の断熱部分に発生している結露の画像です。全周換気で床下をくまなく通気させるということで、多くのメーカーが採用している基礎パッキンですが、梅雨時から夏場にかけて、年間30日から40日は床下で夏型結露が発生している現実をご存知でしょうか?この現象は、夏の朝露みたいなもので、日中の温度が上昇すれば、大体乾いてしまうのですが、通気が悪かったり、立地条件が悪いと、時にはコンクリートにも水たまりが出来ている現場もあるのです。こうした状態が毎年30日以上も続くということも理解しなければならないのです。

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