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▼双ループANTの特徴

TV関係の専門書で見ると、以下のような特徴が見られる。
・基本構造はループが2個の2L形で、さらにループ4個の4L形,ループ6個の6L形がある。
いずれの場合もループの間は2分の1波長の平行2線伝送線で結ばれ、ループが全て直列に接続され、一番中央になった伝送線路の中点から給電。
・利得をかせぐ為、基本構造のアンテナを縦に重ねて使用される場合がある。(アンテナの形式に「段数」が付いているケース)
・広帯域(2Lがもっとも帯域が広く、4L,6Lになるに従って帯域が狭まるらしい。)
・水平方向の指向性は90度位で、90度ずつ4台設置するとほぼ無指向性となる。(アンテナの形式に付く「面数」がこの設置台数)
・垂直方向に指向性のヌルポイントあり。
(垂直方向の指向性を絞ってゲインを稼ぐ構造?)
・・・多数段にした場合に、位相を変える事で垂直方向の指向性をコントール可能。
・利得は基本となる2L形で7.5dBで、4Lだと倍の10.5dB,6Lで3倍の12.3dB,2段で+2.8dB(2L比,分岐損込み?),3段で+4.5dB程。
(無指向性にする為に4面にすると、-6dB・・・4分岐するので。)


という事で、大きさの割に利得は少な目で、指向性がブロードであり、受信用にはあまり適さない感じがする。


●2006.09.20
●cwk
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