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▼「つばさ」過走>発生状況

オーバーラン発生時の状況を私がわかる範囲でまとめてみた。
(一部私の見解・予想を含みます)


当該列車
121B E3系単独 東京6:12発、宇都宮7:00着 7:01発 郡山7:29着

→前日新庄発130号の編成(東北新幹線区間単独運転)が東京(田端)で一泊して、
そのまま帰ってくる運用と思われる。

E3系編成
5M2T(電動車5両+付随車2両)
→M車(電動車)はモーターによる回生ブレーキがメイン
 (低速域で機械(ディスク)ブレーキ作動)
 T車(付随車)は機械(ディスク)ブレーキのみ

(機械ブレーキの磨耗防止の観点から、高速域ではM車の回生ブレーキのみ
 作動かも)

耐雪ブレーキ(踏面清掃装置?)
→高速で運転する新幹線区間では使用していないものと思われる。


約6分前にE5系「やまびこ」走行(少なくともその日の初列車ではない)
51B E5系単独 東京6:04発 宇都宮6:52着 6:53発 郡山7:23着


天候
郡山付近も雪。
→レール上に氷が張り(過冷却?)、車輪が滑走。減速し切れなかった?
 もしくは直前に走った列車(51B)が雪を舞い上げた?
→空転・滑走検出(車で言うトラクションコントロールとABS)の単位は、
車輌毎?台車毎?車軸毎?

前日新庄発で冷えていた車輌。この晩は東京も冷えており、車輌も冷えていた?

<3月11日追加>
ブレーキ制御
 滑走検出時・・・ブレーキ弱める
 ATCパターン当たった時・・・ブレーキ強める
 非常ブレーキ操作時・・・最大ブレーキ圧
 それぞれの優先度は?

 減速開始地点になりATCブレーキ作動(マニュアルブレーキかも?)
 減速しようとするがレール凍結により滑走し、滑走検出作動
 粘着したらブレーキ強める(停止まで繰り返す)

 滑走により思うように減速せず・・・減速し切れないと思い、(おそらく)
非常ブレーキを当てたものの停止目標で止まりきれず結局本線まで過走?


回生ブレーキ
 架線凍結にる回生失効の可能性?


変電所
 下り「つばさ」乗車時の複数のGPSの記録を調べていたところ、減速開始
ポイントが須賀川の変電所付近であった。
 き電区間の切替で、一時的な回生失効が発生していないか。
 (切替時の位相差で、インバータからの回生電力の位相調整が発生 とか)

<追加おわり>

<3月20日追加>
他形式との違い
 E2系/E5系:8M2T(電動車8両+付随車2両)・・・両先頭車が付随車
 E3系:5M2T(電動車5両+付随車2両)・・・両先頭車が電動車
 (E6系は基本的に単独運転での郡山停車はないはずなので略)
 高速域でメインで使用される回生ブレーキが効く車両(電動車)が
E3系の場合、滑走が起こりやすい先頭車が含まれる。

 なおE8系も、両先頭車が電動車。
(MT比はE3系と同じだが、付随車の位置が異なる)

<追加おわり>


大幅なオーバーラン
→高速域でレール上を滑走してしまうと、大幅な過走の要因になるのでは?

270km/h運転
270km/h = 75m/sec
→500m走行に要する時間は6.67秒


400系時代との差
運転速度(240km/h→270km/h(併合列車がE4系からE2系に切り替わった後))
ATC方式(確か、400系末期の頃にDS-ATC化)
<3月11日追加>
MT比(400系:6M1T,E3系:5M2T)
主回路(400系:サイリスタ位相制御,E3系:インバーター制御)
<追加おわり>


気になる事
当該編成、郡山で営業運転を取りやめたようです。
調査の為にそのまま仙台送りになったと思います。
E8デビュー間もない時期だけに、このまま運用外れる可能性が・・・
(高速でポイント通過しており、ダメージを受けている可能性も)


●2024.03.08
●cwk
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