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▼GPS>電源ONから初期位置算出まで>スタート方法と初期位置算出時間の内訳

2.レシーバ起動時のスタート方法と初期位置算出時間の内訳
 レシーバ内のエフェメリス情報(アルマナック情報)の有無により、起動方法が自動的に切り替わる。
 その起動シーケンスの違いにより、初期位置算出時間(以下TTFFと記述)が変化する。
 起動方法とTTFFの関係を整理してみた。

2-1.ホットスタート
 エフェメリス情報が有効な状態で起動した場合。
TTFF:数秒(レシーバの性能による・・・
 衛星の信号を捕捉・復調し、時刻および位置情報を算出するまでの時間)

2-2.ウォームスタート
 エフェメリス情報が無いまたは無効(有効期限切れ)な状態で起動した場合
・・・エフェメリスの受信が完了しないと位置が算出出来ない。
TTFF:ホットスタート時間+エフェメリス受信時間(最短で30秒・・・注)

2-3.コールドスタート
 アルマナック情報すら持たない状態で起動した場合。
(購入直後,パックアップ電池切れ,アルマナック情報期限切れなど)
 実際には最低3基の衛星が受信出来(平行受信なので受信に必要な時間は変わらず)、それらの「エフェメリス情報」が揃えば位置算出可能。(但し3基の場合は「高度」は仮定値ベース
TTFF:ホットスタート時間+α+エフェメリス受信時間(最短で30秒・・・注)
 +アルファ分がアルマナック情報がない事により衛星の信号の捕捉・復調に要する時間。〜現在のチップでは数秒程度の増加にしかならないようだ。


注)
エフェメリス受信時間30秒だが、このうちサブフレーム4,5の受信は必須ではないのではなかろうか?(サブフレーム1〜3が受信出来ればOK?)
・・・もっとも受信開始のタイミングに依存する。サブフレーム1から受信開始すれば18秒で済むが、サブフレーム4から受信開始すれば30秒。)


●2009.09.06
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