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▼GT-730F(L)>SkyTraq製Viewerソフト新バージョン その2

Viewer新版「SkyTraq 0.4.473」にて変換したLOG(拡張子が".logg"のファイル)には「Mode」という項目が追加されており、1または2のデータが出力されている。
このデータ、最初は衛星の捕捉状況(2D or 3D)なのかと思っていたのだが、Application Note AN0008の記述よりフラッシュメモリに記録されているログデータには捕捉情報が入っていない事が判明し、捕捉情報でない事は明らか。

 データをいろいろ調べてみると、フラッシュメモリに記録された各データが「フル・フォーマット」なのか「コンパクト・フォーマット」(差分情報)なのかを示すデータのようである。
 値が1の時が「フル・フォーマット」,値が2の時が「コンパクト・フォーマット」で記録されたデータを示すようで、「フル・フォーマット」×18byte+「コンパクト・フォーマット」×8byteで計算した値が、フラッシュメモリからダウンロードして出来たログファイル(.log拡張子のファイル)のファイルサイズと一致した。

 さて、この過程で判明した新たな事がいくつか・・・
・「フル・フォーマット」で記録されたデータのDECEF_X DECEF_Y DECEF_Z(ECEF座標の差分)の各データが0となっている事。
・Application Note AN0008にはメモリのセクタをまたがる場合(4096byte毎)は「フル・フォーマット」で記録されるような記述があるが、長いログを調べてみると「フル・フォーマット」で記録されるタイミングが若干ズレてくる模様。
(メモリ上では仕様通りに記録されていて、ログ読み込み時にセクタ間のデータが記録されていない部分が削除されている可能性がないとも言えないが。)

 1m単位で記録されているECEF座標を使用してポイント間の距離計算を行おうというのであれば注意が必要かも知れない。


 それにしても・・・
 ログ動作等で不審点があまりなければ、こんなバグ出しみたいな解析行う必要ないのに・・・
 お陰で・・・GPSのシステム自体含めていろいろ勉強させて頂いてます。(笑)


●2009.10.13
●cwk
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