jr7cwk;lavo

▼GPSロガー>GT-730F(L)>Application Note AN0008 その2

Application Note AN0008を見ながらログデータの解析を行ってみた。
Viewerの「Log Read」で読み出して出来た「.LOG」拡張子のファイルはフラッシュメモリに記録されているデータそのもののようであり、AN0008に記載されているデータフォーマットの資料に基づいて「解読」が出来るようだ。
全てのデータの確認は取れていないが、Viewerの「Log Decompress」で出来たECEF_X,Y,Zのデータとの整合が取れた。

さらにECEF_X,Y,Zのデータを緯度・経度・楕円体高の変換を
「独立行政法人 電子航法研究所」サイトの「GPS測位計算プログラム入門」のページ
http://www.enri.go.jp/%7Efks442/K_MUSEN/
にある解説記事
「WGS84と座標変換のはなし」に掲載されている計算式&プログラムリストを元に、excelのシート上で変換する試みも行い、Viewerが吐き出した緯度・経度・楕円体高との一致も確認できた。

さて・・・この計算の過程でGT-730F(L)がログするECEF_X,Y,Z座標は1m単位である事が確認できた。
要は1mの直方体のメッシュ単位で座標が記録されている事になる。
これは移動方向によっては最悪1.7m単位(1mの直方体の角〜角)のデータしか残っていないという事に・・・
しかも差分形式でデータが記録されているので、処理方法がマズいと端数分の誤差が累積される可能性が・・・

まぁGPSの測位精度を考えれば十分といえば十分なんでしょうけど、せめてあと1bit下位まで(0.5m単位)で記録できれば端数処理による誤差が出にくいのでしょうけど・・・
先の書き込みで「速度も1km/h単位で記録」という事とあわせて考えると、低速度域は苦手という、今までうすうす感じていた事が裏づけられたような気がします。

電池内蔵のGT-730FL-Sの発売に伴い、GT-730F(L)の価格が引き下げられたようですが・・・
本件はVenus6でも同じ仕様のようですから・・・Venus6のロガーに手を出す事はないと思います。


●2009.10.08
●cwk
編集


コメントを書く
記事へ
HOME

copyright/jr7cwk

powered by samidare