jr7cwk;lavo

▼GPSロガー>GT-730F(L)>Application Note AN0008

ネットで検索していたら、
「Application Note AN0008
Data Logging Extension
For
Venus 6(5) GPS Receiver」
という資料がいくつか引っかかった。

この資料はデータロギングに関するVenusチップの制御方法(ログ条件の設定,ログ読み出し,ログ消去等のコマンド)について記載してある。
(Viewerでのログ読み出しについても触れられてあるようだ。)


引っかかった中では、
「Jan. 05, 2009付 Ver 1.4.11」が、For Venus 6
「Aug. 28, 2007付 Ver 0.4.8」が、For Venus 5
の資料であった。

最終ページに変更の履歴が付いており、Ver 1.4.11の資料の履歴にはVer 0.4.8も含まれている事から、Venus6はVenus5の上位互換の制御体系と思われる。
→資料を比較してみた所、単純な追加ではなく、一部コマンドの変更が見られました。
(ログ読み込みコマンドが変更され、セクタ指定可等。)


Ver 1.4.11資料の最後のほうにフラッシュメモリに記録されるデータログのフォーマットが記載してある。

これを見ると・・・
メモリには下記のようなデータが記録されている。
・データのヘッダー
・速度
・GPS週番号
・GPS週内時刻(絶対時刻orデータ間の差分)
・ECEF座標X,Y,Z(絶対座標orデータ間の差分)

 メモリ使用容量を減らす為か、差分がある条件以下の場合は差分データのみ記録しているようだ。(ヘッダーで区別。フル・フォーマットが18バイト/ポイント,コンパクト・フォーマットは8バイト/ポイント。)

 これを見てもわかるように、「緯度・経度・高度」では記録されておらず、ダウンロードユーティリティで変換を行っている模様。

 各データのデータサイズも記載してあるが・・・
 速度はなんと10bit。つまり、0〜1023km/hの範囲の「整数」しか表現できない事になる。(もしかすると指数形式かも知れないが。)
 ログ情報の「速度」が1km/h単位という背景は、どうもここにありそう。


なお、この資料の他
「Application Note AN0003
Binary Messages
Of
SkyTraq Venus 6 GPS Receiver」
という資料も出くる。
こちらはSkyTraqバイナリフォーマットのデータの説明。

<10/18追加>
Application Note AN0011
というのもあるようです。
こちらはAGPS関連のコマンド関係の説明のようです。


●2009.10.07
●cwk
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