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▼白色LED点灯用簡易DC-DCコンバータのアイディア

 白色LEDを点灯させるには約3.6Vの電圧が必要であり、電池の場合3本は必要となる。
 100円均一で発売されている小型のLEDライトも例によらず、電池が3本以上入っている。
(昇圧回路付きのものがごく一部あり、それだけは例外)
 今でこそ単四電池のものが出回っていますが、少し前のものでは、LEDが3個もあるのに電池がLR44が3個という、電池寿命面で非常にアンバランスなものがあった。
(しかも別売で電池買おうとすると2個で105円なので、なんか馬鹿らしいし・・・)

 そこでライトのわずかなスペースに、単五〜単三の電池と昇圧回路をねじこめないかといろいろ思案していた。

 そんなときに目に付いたのがHOLTEKのHT77xx及びBL8530という三端子のDC-DCコンバータIC。

 両ICのデータシートを見ていてふと思いついた。
 VOUT端子-Lx端子間にL,Lx端子-GND端子間にLEDを接続し、VOUT端子-GND間に電源を接続する事で昇圧動作が可能ではないかと。
(要は昇圧回路内蔵「3LED ライト ブラック」の回路のように・・・)

 本来は定電圧出力となるような高機能?のICなのだが・・・VOUT端子に電源を直接印加しますので定電圧動作にはならず、電源電圧が本来のICの出力電圧より低い事からフル出力?でスイッチングされるものと期待されます。

 定電圧動作が期待できませんので安定した電流は得られませんが、元の回路で必要であったダイオードと出力側のCを省略出来る(要はLだけあれば良い)ので、スペースが少ない場合に有効ではないかと思われます。

 実のところ本来の定電圧出力動作でLEDを点灯させようとすると、明るさの安定性は抜群ですが、5Vまで昇圧してから抵抗で電流制限する事になり、効率もそうとう落ちるだろうな・・・という点でちょっと気に入らなかったのもあります。


 今回の用途ではICは何ボルト出力のものでもかまわないはず。
 ICの起動電圧が0.7〜0.8V(本来の回路の場合、ですが)なので、電池1本動作も十分可能なはず・・・(スタートアップはうまく行くと思いますが、継続動作してくれるかどうかは不明)


 実験はまだですが、これがうまくいけば「3LEDパワーライト」の単三電池動作も可能ではないかともくろんでいます。

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2010.02.25:jr7cwk
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