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▼PSP-GPS>PSP本体時刻の正確性と初期捕捉時間 その4

本日の実験結果

1.PSP-290を接続した事のないPSP-3000での捕捉実験
ソフトはMAPLUS2。フォーマット直後のMSを使用。屋外にて。
例によってPSP本体時計の日時は1年戻し。
「あしあと」間隔を「短」に設定。
内部メモリにPSP-290関連の情報がないはずなのでこれで、絶対コールドスタートのはず。

結果的にはPSP-290に電源を供給してから35秒で捕捉した。

2.時計の合ったPSPでの捕捉実験
昨晩ネット接続で時計を合わせたPSP-2000にて捕捉実験を行った。
(実験直前にGPSロガーWPL-1000の時計表示にて誤差が1秒以内である事を確認)
やはり35秒で捕捉。短くなる事もなかった。
ログを調べると、捕捉前の時刻は-16秒程遅れている。閏秒の累積分によるGPS時刻との差でしょうか。(この時刻がPSP-290に与えられているのかどうか、「あしあと」の出力は衛星を捕捉するまではPSP本体の時刻ベースで算出されているのかどうか などの詳細は良くわかりませんが。)


3.初代MAPLUSでの実験
初代MAPLUSで捕捉実験しようとしたら・・・考えてみると初代MAPLUSは一度衛星を捕捉しないと「あしあと」が取れないのでした。

という訳で起動直後の捕捉時間は別の時計を見ての測定だが40秒程で捕捉していた感じ。

次に・・・「あしあと」を取る設定行い、PSP-290の電源を一度落とし再投入。
これだとPSP-290に電源を入れてから18秒程で再補足。ホットスタートになっているようです。(おそらくPSP-290側の時計が合った瞬間に捕捉?)
ログを調べるとレシーバ側の時計は0時にリセットされているようです。(GPS時刻との差分だけズレて、235948からログがスタートしてます。)

2度目もやはり、18秒で再補足。


さらに・・・PSPを一度サスペンドに落とし・・・再起動後すると・・・
PSP-290に電源を入れてから31秒で捕捉。これもホットスタートかな?
実はこの時は車のダッシュボード上にPSP-290を置いて実験したので受信状態若干悪かったようで、前の2つの実験時は捕捉開始時の衛星は4個だったのに3個(すなわち2D)から記録が開始されてましたので、受信状態の関係で再捕捉が遅れた可能性があります。



起動時からのログが取れないので詳細解析が出来ない初代MAPLUSはさておいて・・・
以上の結果から・・・PSP本体の時計が狂っていても、軌道データが残っていなくても、とにかく3個以上の衛星が(一定レベル(SNR)以上で)受信されていれば、35秒程で捕捉される。という結果が見えてきました。

PSP-1000しかなかった初代MAPLUS/みん地図2の頃、衛星の捕捉に何十分もかかったと言われてますが・・・結局PSP-1000本体からのノイズが強い為にSNRが悪く、たまたま3個以上の衛星のSNRが良い状態が35秒間続いた時にやっと捕捉 という状態だったのではないでしょうか。


●2009.08.26
●cwk
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