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▼GPSロガー>GT-730F(L)>動作電圧の下限

電圧低下時の動作確認してみました。

電源だけ別電源から供給するように細工したUSBケーブルを準備し、電源及びパソコン,GT-730F(L)を改造ケーブルで接続、GPS Viewerで受信状態をモニタ(電源ONとうまくタイミング取らないとUSB認識してくれないようです)し、電圧・電流を測定しながら5Vから徐々に電圧を下げていきました。

すると3Vを切ったあたりでGPS Viewerに表示されるNMEAの表示が停止しましたが、GT-730F(L)のLEDは点滅しています。
おそらくGT-730F(L)内のシリアル-USBブリッジPL-2303の動作が停止したものと思われます。
ただ、GPS Viewerに表示されるSNR表示は5V入力時から停止直前までほとんど変化ありませんでしたので、この時点での電圧低下による受信状況の悪化はないようです。

さらに電圧を下げていくと、2.6V位でGT-730F(L)のLEDの点滅が停止しました。
どうもこの辺が動作下限電圧のようです。
ログ確認しましたが、位置が大きくあばれる事もないようでした。


注)実際電池で運用していると、寿命末期で電圧が低下してくるとログがいきなりあばれ出します。
LEDが極端に暗くなってきたら(極端ってどれ位?)電池を交換したほうが良いです。


再現性が低いのですが、面白い挙動もありました。
3.6〜3.7V付近でですが、電流が70〜80mAまで減少する場合がありました。
この現象、必ず発生するわけでもなく、また電圧がこれ以下になっても普通(130〜140mA)のレベルに戻りますので、何が起こっているのか良くわかりません。



なお回路の抵抗や電圧・電流を測定するテスタの内部抵抗による影響を抑える為、電流は0.1Ωの抵抗の両端の電圧を測定する方法で測定し、電圧はGT-730F(L)側のUSBコネクタ直近で測定しています。
使用した電源ですが、LM317という可変電圧出力の三端子レギュレータを使用したもので、電圧の微調整が出来るよう10回転のポテンショメータにて電圧を調整しています。


●2009.08.12
●cwk
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