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▼GPSロガー>RGM-3800>高度出力

GPSレシーバやロガーからの高度出力は、通常、平均海水面からの高さ、すなわち「標高」に換算されたものが出力されるのですが、RGM-3800の高度出力は、楕円体面からの高さであり、標高より「ジオイド高」だけ高めに出力されるようです。
(私が住んでいるエリアでは約42m程差がある)

手持ちのレシーバ/ロガーの出力を確認してみましたが、GPS-N103,PSP(MAPLUS),WPL-1000はいずれも「標高」が出力されています。

感度では優秀なRGM-3800の意外な?注意点です。

8/20追加>
他の機種でもSiRFのチップセットを使用したものは同様に楕円体面からの高さが出力されているとの情報もあります。

またRGM-3800を「G-MOUSE」モードで使用し、パソコンでログ取ると、「標高」に換算されたようなデータが出てきます。
ような・・・と書いたのは、GPGGAセンテンスにジオイド高も出力されるのですが、その値が違うので・・・
(42m位であるべきところが38m程とズレている。)
→ジオイド高のモデルが違うでしょうし、もともとジオイド高自体場所により微妙に違うようなので、厳密にあわせる事は出来ないのでしょう。
正確な値がGPSレシーバ側で持てないのなら、レシーバ側からは楕円体高を出力し、ソフト側で補正したほうが良い、という考え方もあるようですから、ある意味正解なのかも知れません。

なお、PSPのレシーバもチップセットがSiRFなので、もしするとズレがあるかも知れません。
(確認中・・・手持ちの機材だけかも知れませんが、停止状態でとったログなのに、PSPもRGM-3800も高度のばらつきが大きく(しかも時間の経過で機種間の値の差も変わる?)比較がうまく出来ていません。いろいろ問題?のあったWPL-1000の高度データはほとんど動かないのに・・・。
並べて同時刻に取ったデータにもかかわらず、この差は?)

ところで、私としては割と信頼できると見ているRGM-3800ですが、ネット情報調べて見ると過去にはデータをPCに落とす際にデータが化けるとか、0時(日本時間で9時)をまたがる長時間のデータは0時以前のデータが読めなくなる、などの不具合があったようです。
私が手にしたのは不具合が落ち着いてからのようで、実際に使ってみても重大なトラブルがなかった事でいい印象が持てる結果となったようです。


9/7追加>
その後、販売店サイトに、高度が「楕円体高」から「標高」に変更された新F/Wが公開されました。
F/Wのバージョンアップ実行しデータ確認中です。
(最初ログしなくてバージョンアップ失敗したかとあせりましたが、大丈夫でした)

なおこの販売店サイトには各機種ごとのサンプルデータが公開されていますが、調べてみるとSiRFチップのロガーは高度がログ時とナビ(G-MOUSE)時で異なる物があり、なかなか興味深いです。


●2008.08.14
●cwk
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