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▼GPSロガー>悪条件でのテスト
1.きっかけ
2008年7月13日、この日は新庄〜小牛田〜仙台〜福島経由で南東北3県を列車でぐるっと一周する旅をし、その間データアップを行った。
福島駅に到着したが、その先、ローカル電車では米沢からの乗り継ぎの関係で帰宅時間が遅くなるので、先に福島を発車する「つばさ」129号に乗車する事にした。
しかし「つばさ」は、日曜日の夜という事もあってかデッキに立ち席が出る程混んでいた。
運転席の直後の通路側になんとか座れたが、この先の峠区間はトンネルが多数あり、過去のPSPでの実績からデータアップはほぼ絶望的と思われた。
(通路側席からではトンネルで衛星をロストしそのまま見失う可能性大)
ところが・・・意外な事にこの悪条件の中、RGM-3800はトンネルを除く区間ほぼ完璧にトレースを続けるという、驚きの結果が得られた。
2.グラフの説明
グラフはRGM-3800とWPL-1000のトレース結果である。
(トレースが重ならないよう、WPL-1000の緯度経度に0.005度足してグラフ化してあります。)
このように、WPL-1000は赤岩手前のトンネルでロストし、その後米沢で窓際に設置するまで復帰しなかったが、RGM-3800はトンネル区間はロストするものの、トンネル出てすぐ復帰し、ほぼ全区間トレースしつづけた。
データを確認すると、高度も取れている事からしっかり3DでFIXしている事になる。
3.まとめ
WPL-1000のチップセットはu-blox ATR0625,対するRGM-3800のチップセットはSiRF III GSC3f/LP。この差が出ているのでしょうか。
なおWPL-1000のGPS設定(精度優先か高速性優先か)は5段階のうち中央の「Factory Setting」。この条件を落とせば、トレース性が向上するかも知れませんが、未確認です。
ところでWPL-1000は、衛星を捕捉した事を示す「FIX」表示があるのですが、今回トンネルで衛星をロストした際「FIX」表示が消えませんでした。
V1.0.5.8のF/Wのバグ?
4.備考
福島〜米沢間(つばさ129号(400系))は通路側にて(膝上)
米沢〜高畠間(普通電車463M(719系))は窓際(東側)設置
設定状態等
RGM-3800:
本体F/Wバージョン:1021
ログ条件:TimeInterval 1S/POINT
ログメッセージ:タイプ3(速度含む)
WPL-1000:
本体F/Wバージョン:Win_Tool V1.0.5.8
ログ条件:TimeInterval 3S/POINT ・・・2秒以下だと速度ノイズが大きい為。
GPS設定:「Factory Setting」(5段階の中ほど)
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●2008.07.14
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