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▼GPSロガー>TripMate850
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フリーの地図ソフト「カシミール3D」との相性について。 同ソフトの掲示板で、あるGPSを使用して「カシミール3D」にてリアルナビ(GPSナビゲーション)を行ったら、時刻表示が大幅にズレるという書き込みがありました。 はて・・・と思い手持ちのレシーバ(ロガー)で試してみたら、TripMate850もズレが生ずるみたいです。 実験結果は下記(カシミール板に書き込んだ内容ですが。) ・RGM-3800(SiRF III)はOK ・GT-730F(L)(SkyTraq Venus5)はOK ・TripMate850(MTK3329)はズレます。 カシミールのバージョンはV8.8.2 いずれもカシミールはNMEA-0183設定。 TripMate850はBlueTooth接続(115kbps) RGM-3800はUSB(PL2303の仮想シリアル)接続(115kbps) GT-730F(L)はUSB(PL2303の仮想シリアル)接続(38.4kbps) 3DFix状態である事は確認しています。 PC側の時計は下記サイトを参照して合わせています。 http://www2.nict.go.jp/w/w114/tsp/JST/JST5.html 「GPSナビゲーションの開始」の設定で、最初表示間隔を「5秒」にしていましたが、 「1秒」に変更して確認してみましたが、状況は変わらず。 「ガイド」の時刻の表示を良く見ると、RGM-3800は1秒毎正しく更新されますが、TripMate850の場合更新周期がバラバラになり、かつ、実際の時刻より遅れています。 しかも時々時刻が飛んだり地図が変な位置に飛んだりします。 どうもTripMate850から出力されるセンテンスのデコードに失敗している感じが・・・ 両ロガーから出力されるNMEAセンテンスは$GPGGA,$GPGSA,$GPGSV(衛星の数で変動),$GPRMCが各1秒毎両者共通で、上記の他RGM-3800は"$LOG108",TripMate850は"$PTSI"というセンテンスが付きます。 試しにTripMate850の設定を変更し、$GPGSA,$GPGSVを「非出力」にしてみましたが、時刻が遅れる現象は変わりませんでした。 両ロガーのセンテンスを比較した場合、標準のNMEAセンテンス部分は同じですが、余分に付いているセンテンスが異なります。 RGM-3800の$LOGはNMEAフォーマットの定義にはないセンテンス,TripMate850は"$PTSI"の"$P"の部分は「プライベートセンテンス」というNMEAで一応定義のあるセンテンス。 ($P以降の部分はメーカー毎に異なるのでその部分はNMEAの定義はないと思いますが。) もしかすると・・・$P以降を「無視」せず何かデコード処理をしようとしているのでしょうか。
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