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▼GPSロガー>WPL-1000>速度のノイズ その後のその後

今更ですが・・・
WPL-1000の速度データのノイズの原因が判明。

どうもロガー内部のログフォーマット自体の「仕様」に起因する問題のようです。

WinToolでロガーからログをD/Lすると、「tes」という拡張子のファイルが出来ますが、このファイルこそがロガー内部のログデータそのものみたいです。
「tes」ファイルの仕様がどうなっているのか、検索してみましたら、なんと4riverさんが回答されたtesファイルのフォーマットの情報が海外のサイトでヒット。(4riverさんTNX!!)

これによると・・・
ログされているのは、日時、位置(緯度経度),標高といったデータのみで、速度はログされていません。
以前「WPL-1000の速度データは、緯度・経度情報から後処理で生成しているのではなかろうか」という書き込みをしましたが、的中のようです。

これではログフォーマット自体を変更して頂かない限り、速度ノイズの問題の対策の見込みはないという事になるようです。

速度情報に関してはSkyTraqより見劣りする事になるようで・・・
(でも位置情報に関しては、1m単位のECEF座標でログされているSkyTraqよりは1桁近く詳細に記録される事になるみたい。)


さて・・・4riverさんが公開されている「NMEA to KMZ」というツール、TESファイルもサポートしています。
「NMEA to KMZ」を使用してTES→NMEA変換し、出力されたデータから速度グラフを出してみましたら、WinToolが吐き出した速度データとピタリ。
(なおフィルタ機能により変な「跳ね」は除去されるようです。)

<10年10月22日追加>
その後の調査で、TimeMachineXで変換した、TK1,TK2,TK3の各フォーマットもtesから派生したフォーマットであり、先頭にヘッダが付いた他のデータ本体の内部表現はtesと同一であった。
つまり・・・ツールとしてTimeMachineXを使用しているロガーも速度データに関しては不向き、という事になりそう。

どうしても速度データを取りたい場合は、私がやっているようにログを取る周期を伸ばす位しかなさそう・・・


最新のWBT-202についてもSDにログした場合はtesフォーマット,ロガー内部メモリにログした場合はTimeMachineXでD/Lするものである事から、速度に関する問題は同様であると考えられます。

う〜ん、Wintecのロガー(現行機種)は全滅?かも。(生のnmeaを別PCでログする場合を除いて・・・)

皮肉なもので、速度データがログされない事から選択肢から外してしまったholuxのM-241が、その後のファーム&ツール更新で速度データのログが可能になってしまった。

<追加おわり>

<10年10月26日追加>
あるネット系通販サイトに出店されているGPSショップのサイトのWBT-202の説明にこんな記述が・・・
>設定により本体の内蔵メモリに「時間」「距離」「速度」等を記録する事ができます。
 私が思うに「距離」と「速度」は、事実と異なると思います。
<追加おわり>

●2010.10.13
●cwk
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