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▼FSI KA6100その後-2

ボード上の電源系の回路構成調べてます。

ボードに乗っているICの名称(SC1182とSC1101)から、ICのメーカーが判明。(SEMTECHというメーカー・・・初めて知りました。)
メーカーのサイトに行ってデータシートを探してみました。
SC1101はデータが載っておりましたが、SC1182は古いチップらしく、ずばりのものはありませんでした。
が、後継品らしいほぼ同機能と思われるもののデータシートからおおよその検討が付きました。

結果的には、5V,12V系の電源しかないAT電源と、ATX電源のどちらも使えるというボードの設計から、5Vの電源からCPUのコア電源はもちろん、メモリ等の3.3Vも上記のチップを使用したオンボードのスイッチング電源から変換・供給されているようでした。
(これじゃ5V系の電源が省略されている「最速マシーン」の電源で動くはずないな・・・電源買ってきて正解。)

CPUのコア電源はSC1182が担当しCPUのVID信号の組み合わせに従ってD/A変換された電圧が出力される構成。
(他に1.5Vと2.5Vを供給する機能があるようです。)

また3.3Vの電源をSC1101が担当。
(ATX電源を使用するのであればATX電源から供給する事も可能なわけだが、AT電源を使用した場合を想定し、オンボードの電源となっている模様。)

いずれも周辺回路(MOS-FETなど)はデータシートと同様な構成のようです。(2.5Vは大電流の負荷がないせいか、他の回路のMOS-FETよりはずっと小型のものが乗っているようだが。)

さて、壊れていたのはやはりCPUのコア電圧を生成しているSC1182の出力側に接続されているうちのGND側。
(専門用語で言うと「ローサイド」って言う奴かな?)
でも、これ壊れている状態でもcerlon333/66の時が約2V,P2-266/66の時が2.8Vと、それなりの電圧出てるんだよな。
(アナログのテスタでの値なので、デジタルの奴で正確な値測定し直さねば。)
なのになんでせ動かないんだろ。やっぱり他まで波及して壊れてるのか?

・・・プッシュプル構成の2個のMOS-FETのうちのローサイド側1個が壊れている為「片肺運転」になっているようですが、回路としてこれで電圧が出るのは原理上おかしくないです。(電圧精度や電流容量が若干落ちるかも知れませんが。)
これ、電源側・・・「ハイサイド」・・・のMOS-FETが飛んでいると絶対電圧出ないはずなので、ある意味ラッキーな「壊れ方」なのかも。

さて、パワーMOS-FETの手持ちなどないし、新品購入するのもバカげているので・・・ATX電源から供給可能な3.3V系を生成しているSC1101側の回路に使用されているMOS-FETを外して転用したほうがいいのかな?


ところで・・・1.5Vって何に使用しているんだっけ?
(ICのデータシート眺めてみたら・・・linear sectionって書いてあるな。それって、サウンド系のOPAMP用か?)


●2006.04.01
●cwk
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