JR7CWK'sぶろぐ

 今まで、Cassette,MD,Voice recorderを使用し旅の記録を行ってきた。
 (詳細は後述)

 しかし最近になり、MD以上の高音質、Voice recorderの手軽さを兼ね備えたIC recorderが欲しくなったきた。

 IC recorder、いろいろな機種が発売されている事もある程度は知ってはいたが、低価格な「Vovice recorder」では音質に不満が出そうだし、高音質なものは値段もそれなりに高かったりするので様子見状態で、店頭に行ってもあまり「積極的」には確認していなかった。
 しかし最近になりふと電気店のチラシを見たら、お手軽な価格で機能・性能面で満足出来そうなSANYOのICR-PS004Mに目が留まり、早速購入に至った。

(写真準備中)
2011.08.12:jr7cwk:[メモ/1.鉄道]
録鉄>この機種に至るまでのいきさつ
 旅の記録用に今までCassette recorder(SONY WM-GX622),MD recorder(SONY MZ-R90),
Voice recorder(コロナ電業 VMP-3000)を使用してきた。

1.Cassette recorder時代
 その昔、SONYの「カセット・デンスケ」という生録(生の音を録音)用の名機が販売されており、その手の雑誌の紙面をにぎわせていた。
 自分も「生録」をやり始め、ラジカセ片手に身の回りの音(水の流れ、虫や鳥の鳴き声,雷鳴とか)を録音していた。

 そのうち鉄道の世界に足を踏み入れ、ラジカセで走行音を録ったり、SONYのCassette recorder(モノラル)を持って乗車時に録ったりしていた。

 社会人になり出張があったり、列車通勤なんて事もあり、携帯型STEREOを持ち始める
。最初はPanasonicのラジオ付き再生専用機を使用していたが、録鉄の血が騒ぎ出す?

 Panasonicの再生専用機が壊れ、そして購入したのがSONY WM-GX622。出張や「小旅」で持ち歩き、走行音や車内放送、構内放送の記録に使用してきた。
 しかし酷使の結果、メカが怪しくなったきた。全く使えない訳ではないが現役を離脱させる事に・・・。

2.MD recorder時代
 DATなどのDigital recording時代に突入。しかし、そんな高価な物買えるはずもなく・・・
 そして選んだのがMD recorder SONY MZ-R90。

 マニュアルレベル調整が可能(自動レベル調整(ALC)での挙動がイヤなので))だし、音質はCassette時代から比べると大幅に改善(MDなので「圧縮」ですが)。
 だが、一癖あって、録音中にバッテリ切れ起こすとインデックスが記録されない為に記録が残らないという盲点が・・・(これで何度泣いたか・・・)
 圧縮の関係か、オーバーレベルの入力があると一瞬音が途切れるとかというのもあった。(基本的にレベルはマニュアル設定で使用)
 メカ物なので・・・駆動音がするのと電池の持ちが少々厳しいのも事実だった。

 NiMH電池を共に購入し、Panasonicの再生専用機時代から使用していた物含め電池は4本あったが、寿命が近いのか内部抵抗が大きくなってきており、すぐバッテリ切れになったり充電がうまく出来なったりで最近は電池を併用している。

 マイクは基本的にはWM-GX622の付属品を使用していたが、その後奮発してSONYのECM-MS907を購入し、使い分けている。

 なおMZ-R90は、MDLP,Hi-MD対応前の機種。
※最近、「MD Walkman」の製造中止が発表されたようで・・・また1つの時代が流れてしまったようです。


3.Memory recorder時代に突入
 memory recorderとしてVoice recorder コロナ電業のVMP-3000を中古で購入。
 実は別の目的で購入したものだが、手軽さと電池の持ち、そして一応MP3で録れるので、MDを持ち出す程でないちょっとした旅の記録に使用し始めた。

 しかし、所詮Voice recorder。Memoryが64MBしかなく(VMP-3100という128MBの上位機種もシリーズにはあるにはあるが・・・)最高音質だとTOTAL約2時間しか録れないし、モノラル録音のみだし、周波数特性面でも少々不満。
(周波数特性はline入力すれば改善できそうだが、line入力に外部MICを接続するにはMIC AMPをさらに外付けしなきゃならないだろうし、録音時間が大幅に短くなってしまう)


 Voice recorderの手軽さを知ってしまった今、音質良好なMDRも、電池の問題、
媒体が1枚80分(MDLP非対応!)で交換の手間と大柄な?本体と媒体と交換用電池を
持ち歩く不便、駆動音の関係でMICは絶対外付け、という不便を感じてきた。

 MDRの音質を凌ぎ、Voice recorderの手軽さを兼ね備えたmemory recorderが欲しく
なっていた。


2011.08.12:cwk:修正削除
録鉄>IC recorderの要求機能
 IC recorder購入にあたり、一応この程度のものを考えていた。

 ・長時間の旅をまるまる記録しても平気なよう、
   ・メモリ容量の制約を受けない交換可能なメモリ(安価なSDが望ましい)
   ・電池交換可能(取り外せない充電式Battryのみでは不可)

 ・出来ればLPCM対応

 ・STEREO MIC内蔵

 ・低価格
   景気低迷な今となっては大きな投資は出来ない。
   (頑張っても1万以下だな・・・)


2011.08.12:cwk:修正削除
録鉄>SANYO ICR-PS004Mとの出会い
 ふと電気屋のチラシを見ていて目に留まったのがSANYOのICR-PS004M。
6000円もしない価格で、LCPM対応、SD対応との事。
早速店頭で確認する事に。(実は確認・購入したのは実はチラシとは別の店)

田舎の電気屋なので比較できる程の品揃えがあるわけではなかったので、他機種がどうの・・・というのは良くわからないが、現物見て即決。

電池は単四電池が1本・・・単四電池はGPS loggerでも使用しているので問題なし。
記録フォーマット/時間(記録時間、電池寿命)も申し分なし。
記録媒体がSD cardであり、交換可能、SDHC対応なので大容量のcardを使用すれば、通常の旅の記録には十分。


ただSANYOがPanasonicに吸収された今、このシリーズの今後がどうなるの、という点が気になる面がなかったわけでもない。


2011.08.12:cwk:修正削除
録鉄>ICR-PS004M>試用
 開梱し取説見ながら試用開始。

・電池は単四。
 アルカリのみではなく、NiMH電池も対応してた。良かった。

・DAP(Digital Audio Player)機能あり
 再生可能なfile formatに制約があるのもDAPとして使用可。

・画面
 文字が少々小さい。まぁボディサイズと価格、(電池の持ちにも)等に効いてきそうですから、仕方ないか。
(MDのは「セグメント式」なのであんなに大きいけど、本機はDOTMATRIX式であり、しかも同じフォントサイズでも漢字だと余計細かくなるので・・・(英語表示があるといいのかも知れない。))


2011.08.12:cwk:修正削除
録鉄>ICR-PS004M>ネット情報の調査
購入してからネットの情報を調べている。
(普通チラシ見た時にチェックするものだろ、という突っ込みは無し)

1)メーカー公式サイト
・2009年発売開始とあり、後継機が発売されているは、今となっては在庫限りの
ようで・・・(まぁこの値段ですから良しです。)
→良く言えば、トラブル抱えた?初期ロットよりはずっと安定した物が安く買えるって事で・・・

一応、取説,カタログをD/Lしときました。
(持ち歩く時用の抜粋作成しようかと・・・)


2)レビューサイトの投稿や2ch情報
 いくつか問題・不具合が報告
・バックライトがない
 確かに夜間は厳しいです。

・本体micのS/NがLPCMの性能を生かす程良くない。
 (前のモデルにLPCM機能を乗っけただけで、S/Nが60dB程度(caset tapeレベル)
 という情報を見かけた)
→まぁ、本気でD-rangeが要求される場面になったら、外部MICを使用すれば対応できそうであり、自分の使用状況からすれば致命的な問題ではない。

・電池周り起因すると思われるトラブル
 電池満タン(バッテリケージ上)なのに途中で電源切れた
 (バッテリゲージの問題・・・電圧測定だけのバッテリゲージはそもそもあてに
なりませんので期待するだけむだ。)
 ポケットに入れて使っていたら勝手に録音が切れていた(静電気のせいに
 されていたみたいだが、おそらく電池の取り扱い上の問題と思われる
 あてにならないバッテリゲージの表示を信じ電池満タンだと勘違いした節が・・・
  充電失敗/寿命末期のMiMH電池使用、放置していて電圧だけが戻った
 アルカリ電池を使用した など。)

・ファイル本数/folder階層の制約
 1folder辺り199本max,3階層まで
  自分の場合長時間録りっぱなし、という使用方法が中心になるので、これで引っかかる事は少ない(DAPとしては期待してないし。)
 →DAPとしての使用を前提にしているユーザーもいるようだが、本機の基本はあくまで「recorder」だと思う。よって録音機能が充実していれば文句なし。
  再生はPCや別PLAYERでも出来るんだし・・・
  再生専用機と比べたら再生用に割けるハード/ソフト(機能)に制約が出てくるのは
 いたし方ないと、私は思うんだけど・・・
  まして「内蔵スピーカ」なんてのは、録音できたかを確認するモニタ用。音質求めちゃいけません。


・強度
 カードスロット/USBポートの蓋が弱い
 落としたら画面が割れた・・・
 専用ケースがない・・・
 →100均で適当なの探さねば。(布製の「さいふ」が丁度いいみたいです。)

・SDカードの相性
 物によっては相性悪いのがあるが、
 「推奨品」ではない別メーカーの安物でも以外と大丈夫なよう。

・起動時間
 大容量のcardを使用すると起動に時間がかかる



その他のサイト
・ユーザーに同業者(録鉄)がいるようで・・・
 本機を使用して録った音を公開されている方がいました。
 やはり目的が同じだと、目をつける所も一緒になってしまうのかな?


2011.08.12:cwk:修正削除
録鉄>ICR-PS004M>要確認事項
・外部MIC
 プラグインパワータイプが使用との事で、WM-GX622付属MICも使いまわせるはず。
(それじゃ本体内蔵MICと性能が大差ないのでは、というのは置いといて、外部MICは本体操作時に、操作時のnoiseを入れない為のもの。)

 MDP用に別の外部MIC(SONYのECM-MS907)を持っているが、これは電池をMIC側に持っているタイプ。
 MIC側でDC分を切ってあるはずなので、問題なく使用できると見ている(MDRでも問題なかった)が、一応要確認事項。
→調べてみたら、service manualが引っかかりました。回路図がずばり出ていて、signal lineにDC cut用のCが入っているのを確認。

・入力level
 自分の対象、「爆音」と「静粛」のdynamic rangeが広いので・・・level設定うまく出来るかな?


2011.08.12:cwk:修正削除
録鉄>録鉄に必要な予算
「録鉄」をキーに検索していましたら、駅接近放送や発車メロの録音に必要な機材についての相談がありましたが、

ベストアンサーが付いた回答が・・・
>発車メロディを録音するのに予算5000円以内ではかなり厳しいかと思います。
>マイク+収録機材で軽く30000円は超えてしまいます。
といった具合で、ちょっと心配になってしまいました。


私が思うには、
質問者がどの程度の「音質」を要求しているのか、で必要な機材、予算も変わってくる、という事。

最初は安価な機材から始め、自分が必要などの程度の音質を求めるのか見極めながら、徐々にstep-upしていくしかないと思うのです。

正直、「音の世界」は金掛けたらキリがありませんので・・・


結果(音質)は、ハード(機材)よりも、ノウハウ(腕・経験・勘)による所が大きいという面もありますし・・・


2011.08.12:cwk:修正削除
ICレコーダ ICR-PS004M>プラグインパワー仕様調査
現在、民生用の機器に使用されているマイクのほとんどは「エレクトレット・コンデンサ・マイク」と呼ばれるタイプ。

このマイクは、マイクエレメント内にアンプが内蔵されている為に、そのアンプを動作させる為に電源が必要である。

その電源を信号ケーブルを利用し、録音機材側から供給する仕掛けが「プラグインパワー」である。


「プラグインパワー」の録音機材側の基本回路は以下の通り。

入力端子には以下の2つの回路が接続されている。
・録音回路の入力回路と、コンデンサを介して接続。(プラグインパワー用の直流電圧と、入力回路側の直流電圧の違いをカットさせる為。)
・数ボルト程度のマイク用電源から抵抗を介して接続。(これがマイクに対する電源になる。抵抗は信号の負荷にもなるのであまり小さな値の抵抗は使用できない。)
 このような回路にする事で、信号とマイク電源を分離する事が出来る。
(マイク側は逆の方法で分離。もっともマイク側が「2端子」のマイクが使用されていれば、マイク側では分離不要)


「プラグインパワー」だが、実はメーカーや機器によって仕様が異なり、基本的には同一メーカーのものしか対応しないと言われる。

今回ICレコーダ ICR-PS004Mに接続して試したのが、SONYのカセットウォークマンWM-GX622に付属していたもの。
一応接続して音が拾える事は確認してみたが、電気的に問題がないものか、検証を行う為の電気的な挙動を一応「測定」してみた。

その方法は・・・入力端子の電圧を、無負荷(OPEN)時と抵抗を接続した時を比較し、
・無負荷電圧(開放時電圧)
・電源間に接続される「負荷抵抗」
を測定・算出する
というもの。

実験に使用した抵抗は手持ちの中から選定した、5.6k,3.9k,2.2k,1.0kの4本。

3台の機材(WM-GX622,MZ-R90そして,ICR-PS004M)について、OPEN時と5.6k,3.9k,2.2k,1.0kの各抵抗を接続した時の電圧を測定、「抵抗分圧回路の電圧算出」の公式を変形して抵抗を求めてみた。

その結果が以下

WM-GX622(動作が怪しくなってきており正しく測定出来ていないかも)
・開放時電圧:2.14V
・負荷抵抗:約7.5kΩ(実装は7.5k?)

MZ-R90
・開放時電圧:2.46V
・負荷抵抗:約6.7kΩ(実装は6.8k?)


ICR-PS004M
・開放時電圧:2.56V
・負荷抵抗:約4.1kΩ(実装は3.9k or 4.3k?)

このような結果となり、この程度の違いは全く問題ないものと判断している。


さて・・・「プラグインパワー」で注意しなければ、パソコンのマイク入力端子。
「プラグインパワー」で同じ3極の3.5mmφプラグを使用しているが・・・
オーディオ系機器のように、L,R極が接続されているわけではなく、R極の部分が電源そのもの(一応、モノラルプラグ挿入時の事故防止を兼ねてか、抵抗は入っている)で、L極が信号ラインだけで電源が供給されないという「モノラル」使用の模様。
つまりオーディオ系機器の「プラグインパワー」とは全く互換性がない、という事。
(VersaPro VA10Jで確認したが、WEBを漁って調べてみると、基本的にPC関係(SB互換)はこのような回路らしい。)
→以前MS907をVA10Jに接続して「生録」試した事あったけど、Lchしか記録されていない、という事になる。
VA10JにはLINE入力もないので、別にオーディオ入力のインターフェース付けないとSTEREO録音は無理って事。

なお、PCのマイク入力(LINEもだけど)は、オーディオ系の機器と比べるとレベルが高めになっているようで、それによるレベル設定の不具合も出てくるみたい。

※PC関係ですが、最近は事情が異なるようで、STEREO対応のマイク入力を持つもの(オーディオ機器用マイクと互換性あり)があるようです。
「気の迷い」様サイトに以下のようなレポートがあります。
http://www.kansai-event.com/kinomayoi/post_denki_2010B.html#D20100817_1


2011.08.21:cwk:修正削除
ICレコーダ ICR-PS004M>USB電源動作は不可
ふと思い付き、ICR-PS004MがUSBからの電源供給で動作するのか?ということで、試してみましたが・・・
電源を接続した時点で「PC接続モード」になってしまうようです。

よって「USB電源動作は不可」でした。

※D+.D-端子がOPEN状態でのTESTしてます。


2011.12.21:cwk:修正削除


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