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SDOT-101やTK-811のような車載用の簡易型チューナには大抵ホイップアンテナが付属しています。 簡易的にはこれでいいと思いますが、本格的に楽しむには不満です。 不満の理由 1.地デジ(ワンセグ)の放送の電波はほとんどの送信所が「水平偏波」なのに、ホイップアンテナは 「垂直偏波」。 偏波の違いだけで受信状況はかなり変わってきます。 建物等の反射で偏波は変わるとも考えられ、指向性がない、という事でホイップアンテナを採用されているものとは思いますが、私の体感では、指向性かあるとしても偏波が合ったアンテナのほうが受信状況はいいようです。 (ホイップアンテナを横にして使用するという考えもありますが・・・この手のアンテナはベース部分が金属に付いていないと特性が出ません。) 2.ケーブルが細い 地デジ(ワンセグ)のUHFの電波ともなると、付属のケーブルの太さでは相当電波が減衰すると思います。しかもそれが3mも長さがありますから・・・ (アナログテレビのUHFの受信状態の悪さの主要因はケーブルの細さから来ているのでは、と思っている位です。) 車内での配線のし易さという面では現状のケーブルは止む無しですが、性能を考えればNGです。 以上の理由から、私は写真のような水平編波のアンテナを自作してつないでます。 基本的には2分の1波長のダイポールアンテナですが、家庭用のUHFアンテナを参考に蝶型のエレメントにしています。 (こうする事で広い周波数に対応できる。) アンテナとコネクタの間の銅板を巻いたケーブルは、「バラン」と言われる仕掛けです。 アンテナは左右対称構造ですが、チューナ側の同軸ケーブルは芯線と網線の関係が「対象構造」ではありません。それを間を取り持つのが「バラン」です。 アンテナとチューナの間は、直径5mm程(これでもUHFの電波に対しては決して「太い」という程のものではありませんが、)の3C-2Vという家庭のテレビで使用されるケーブルを最短(30cm程)で使用しています。 ちなみにアナログテレビのアンテナは同じ構造のものを、後ろの固定窓に貼って使ってました。場所選びますがこれで山越えの県外局も受信してました。
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