ＦＬＩ　山形営業所だより

平成１３年１月１日それは始まった。午後３時頃近所の家に行って、正月の神様を拝んでいた、ところが私の右半身が動かせなくなっていた。いくら動かそうとしても動かせない、そのうちにだんだん意識が無くなる、このままでは私は、死んでしまうのではないかと思った。でも私は変に死を意識しなかった、絶対帰ってくるのだからと思った。
　そして、私が気が付いたのは、約十日位たった頃です。ぼんやりと頭が回って、今私が何をしているのか分からない状態でした。私の妻や兄弟、父母本当に有り難う御座います。どんな気持ちで私を看病してくれたのか分かるような気がします。私がこうして生きて来れたのは、全部あなた方のお陰です。有り難う御座います。
　私は、その時は９８ｋｇでした、今考えるとゾッとします。何故そんなに太っていたんだろうか、医者からは７０ｋｇまで落とせと言われて、３ヵ月で落とした、その時の思いは言い表せない。はじめのほうは、お腹が空いていたのですが、後は随分となれました。でもなんで３ヵ月で３０ｋｇ落とせたのだろう、やっぱり命がけだとなんでも出来るんだろうか。
　入院後二週間ぐらいたった頃からリハビリが、始まった。言葉、左手、右半身このように私のリハビリは続いていった。本当に大変だった、始めの頃は私にはまだまだ何をやっているのが理解が出来なかった。言葉を始めた頃は、はし、鉛筆、消しゴム、そして私の名前、これがメニューだった。先生方本当に有り難うございます。今こうしてなんぼでもはなせるようになると、リハビリの力が大きいと思います。
　風呂は、約２ヵ月半位から先生の許しをもらいながら、シャワーを浴びました。本当は怖かったのですが、自分のためになるように、また妻のためになるように、体を動かしました。でも病院のなかでだけです。
　３ヵ月半でそこの病院を、退院する事が出来ました。本当にこのままこの状態で退院しても何もできない、私は右半身おまけに車椅子が付いてくる。
　こうして私は今までの健康な体から、車椅子の必要な体になってしまいました。このホームページはそんな私の心を書きとめてみました。

今日昼の時、フライドポテトを揚げていたら私の左手に大きな油が飛んできた、私は思ず大声を出してしましました。右半身不自由な私には、大事な左手です、大切にしなければ・・・。
カルマックスが火傷に良く効くと聞いていたので、さっそく火傷の傷あとにつけてみました。びっくりです、今は痛みと水ぶくれが全然分かりません。

朝、起きて見たら火傷の痕が全然分からなくなっていた、やっぱりカルマックスのお陰なのかなぁ。
でも、私にとって治ってくれさえすればいいんです。

『カルマックス』で虫さされ、火傷の対応が載っていました。

半身麻痺の私には刃物の切れ味が大変な意味があります、この病気になる前は両手で押さえながら刃物を研いでいたのに、今はそうゆう事が出来ません。
だから、カルマックスが出て来て包丁などをあまり研がなくなった事がうれしい！

もう５年たつますね・・・
車椅子からはじまり、ここまでやっとたどり着きました。
はじめは左半身麻痺と言う事で、運動もなにをやったらいいのかわからないままやっていたけれど、自分を信じてやって行く内に少しずつ動かせる自分がそこにはいたよ！

今日は、足の装具を取って歩いて見ました、ズックも今までのやつと違って少し薄いから、足首を痛めるんじゃないかと心配したけれど、今日のところは大丈夫だったみたいだよ！。
あと、剣道で使う足のサポーターいいですよね、それがなければ私も装具を取るなんて思わなかったのに。

たまに私達身体障害者のために町のボランテァの人々がいろいろと面倒を見てくれる、この日も酒田方面へ出かけて行って、水族館や温泉へ寄って来ました。
カクレクワノミの写真を撮って来ました。

この頃私の書き込みが少なくなったようでしょう、
書く事はいっぱいあるんだけれど、ＰＣを前にすると急にダメになるんです、どうしてでしようね、前からＰＣを打つのがあまり上手な方じゃないけれどヘンですね！。

そばと生ラーメンの広告を作ってみた、まる二日かかってしまった。
でも、始めて作った割にはうまく行ったと思います、欲を言えば絵なんかも入れておきたかったような気がします。

雪が今朝積もっていた、正月まではやはり無理だったかね、「雪のない正月は」。
でも、今年は本当に暖かい一年だったよな、もう私が小さい時のような、昭和３８年みたいなドカ雪も過去の話になるんだろうかな？

ようやくこの日誌を書こうと思ったのに、今日は、大雪で朝から列車が動いていないのです。正月から今日まで随分降ったような気がします。「雪のない正月は」またもや夢でした。リハビリも順調にやっています。

八藤先生から貰った不思議な玉です、これをクルミの実ように手でグルグル回すようにすると、良くなるんだよ！。

私の弟が不自由な右手を心配して、作ってくれたオリジナルの製品です、これを使ってもっともっと動けるようになればいいんだけれどなぁ。