熊撃ち・・・・・①

  • 熊撃ち・・・・・①

 

 

 

オレの中で猟師熊撃ちは違うものだと勝手に思っている

 

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猟師はもちろん熊も撃つだろうが

おおよそ、カモ類、鳥類、その他何でも撃ち取る猟師で

熊撃ちというのは、熊を専門に狙う猟師の事だと思う

 

熊撃ちも、時にはヤマドリ撃ったりイノシシも撃つが

ほぼ、その主たる獲物は熊のみである

 

 

クマを獲る事について、クマ猟師にクマ猟師以外の猟師は敵わない

敵う筈がない

 

何故ならな、クマ猟師は

猟師になる前から熊だけを撃ちたいと思っているからだ

そして何より、熊そのものが好きだからである

クマに愛さえ感じているのかもしれない

 

だから、年がら年中彼らが生息する山ばかり眺めている

暇さえあれば、彼らが居る山に足を運び

彼らがどこに居て、何をしているのか、今何を喰っているのか

そんな事を気にかけ、常に注意を払って歩く

 

山菜取りに行くにしても

釣りに行くにしても

キノコ採りに行くにしても

登山に行くにしても

 

他所にお出かけしても

あ~~この山には熊が居るな・・・クマ棚がある

なんて、そんな事ばかり気にしている

 

兎に角、熊が好きで、見たくて、感じたくてたまらない

 

そのくせ、実はクマがとても怖いのである

人一倍クマが怖いものだと知っているし

だからこそ、不用意な接触を避ける注意を怠ったりしない

だからと言って、熊が居る山に行かなければ

熊を感じる事も出来ないのだが

それはそれは、かなりビビって山歩きするのである

本当は一人じゃ行きたくない程怖いのである

 

熊撃ちと名乗れば、他の猟師や、一般人から見れば

熊をも恐れない鉄人をイメージされるであろうが

熊撃ちなのにナニ( ̄▽ ̄;)マジですか~~~

というくらいにビビリなのである

 

 

 

兎に角、何より山を歩き、細かく観察し

その経験や知識はおそらく人の想像を遥かに超える

 

一般の普通の猟師でも、嘘だぁ~~

というくらい信じられないくらいの知識を持ち得ている

普通の人が気が付かないようなそんな事

縦横無尽に細かく山を歩き尽くさなくちゃ得られないような事実

それは

まるで法螺話を聞く気分になるだろう

 

 

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熊は、こうやって木に登る

木に登って木の芽や葉っぱや実を喰うのだが

こんなもん誰でも簡単に見つけられそうだが

実はそうでもない

 

こんな真っ黒なものが木のてっぺんまで登る訳だから

実はすごく目立つのであるが

普通の猟師にはこれを見つける事は出来ない

 

視力の良し悪しの話ではない

 

木が生えてりゃ何でも登ると思ったら大間違いなのである

 

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そう、熊は過去に熊が登った事のある木にしか登らない

(そうじゃない種類の木もあるが、季節ごと登る木の種類は変わる)

つまり、決まった木にしか登らないのだ

それは、個体ごとの習性ではなく

歴代の熊全てがそのような行動特性を持っていると考えられる

(オレのここら近辺の観察によるとという事ね)

これは、誰かから聞いた話でもなく

自分が山を歩き回って気付いた事である

 

 

であるから、山中くまなくあっちこっちと押し歩き

目ぼしい登りそうな餌になる木を全部確認して覚えときゃ

その木だけを見てりゃクマが登るという事なのである

 

山に木なんて数えられん程あるが

熊が登る木はその中の僅かな比率なのである

地域のその多くを知るという事は

言葉では簡単だが

べらぼうな労力と時間が費やされるのである

その辺の猟師が想像できないほど多く山に足跡を残さなければ

こんな事を出来るはずもない

 

山の中でもクマが餌に利用する木

それも、熊が登りそうな場所で、なんとなくいい雰囲気の木

つまり、自分がクマみたいにならないと

その木が生えてる場所にも到達できなければ

予測も出来んし、べらぼうに歩いたってごく僅かな木しか知る事は出来ない

 

どの季節にどんな場所のどんな木に登るのか

 

こればかりは経験で得とくするしかないのだが

それを教えてくれる人が居りゃ簡単な話だ

自分で歩かなくてもだいたいの位置は知る事が出来る

 

しかし、それを覚えて的確にその位置をピンポイントで他の山から観察

なんて事は割と簡単でもない

山の木を覚えるという事は

マチュタケの出る場所を毎年忘れずに正確に30センチ四方を

山の中に見出すのと同じようなもんだ

 

 

昨日のクマボクチャン

 

イメージ 4

 

一日を野良仕事に費やし

夕方お使いに行って、そのまま家を素通りし山に向かった

 

向かえば車を運転してるその時でもそいつを見つけてしまう

熊が目に入ればその瞬間に分かってしまう

 

というか、熊が居る所ばっかり見てるという訳だ

 

写真じゃクマはそれなりに写ってますがね

 

これは250mまで近づいた拡大写真

 

カメラ40倍望遠↓

 

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杉木立の合間から僅かに見える場所があるだけ

この木立の間からしか見えないクマの登る木

 

でも

 

オレはもっと遠くからこれを裸眼で見つけている

 

イメージ 6

 

杉木立の手前400m 40倍望遠

 

でも、オレが車を運転しながらこいつを見つけたのは

これより500m手前

 

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約1キロ手前で40倍ズームで撮った写真↑

 

これって・・・普通の視覚的には

 

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こーんな感じ・・・・(笑)

 

この山に生えてるこの季節に熊が登る事がある木を

オレは無暗に歩き回り殆ど知り尽くしている

つまり、登る種類の木が生えてて、登るような地形の場所の木を

殆ど全部確認して

その木がどこにあるのか、遠くから見て認知できるという事ね

 

だから、こんなモッコリ山を見た瞬間

すぐにクマボクチャンを見つけられちゃう訳だ

 

嘘っぽく聞こえるでしょうが

これは、本当の話

熊が好きなためにそんな事をしてる訳だ

 

そんなもん誰も真似は出来んと思う

 

推察と検証を持って結論を出せば後は簡単だ

どんな場所のどんな木に登るのかという事は

他所の初めての場所に行ってもおおよそ見当がつく

ならば歩いて確認して見りゃいい

 

オレは雪が降ってクマが冬眠してしまうと

イノシシを追いかけるのだけれど

いたら撃つけれど…実はホントはどうでもいいんだ

一番は、クマ猟のための下見だと思ってる

熊猟というよりクマをもっと知りたいし近づきたい

もっと眺めたいし、多くのクマと知り合いになりたい

一目見ただけで、あいつは「シロ」だとか「ポチ」だとか

そんな区別がついたらホントに嬉しいと思う

ちなみに、今回のクマは4月1日に見つけた第一クマボクチャンですね

頭がでっかかったから

多分あいつだと思う

 

話がずれたけど、とんでもない所を逃げまわるイノシシだけれど

そんな奴らを追いながら

熊の痕跡を確認してオレの脳みそにぶち込んで保存してあるのだ

 

 

ブドー園の仕事しながら山眺める

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朝も晩も

一日中暇さえあれば山眺める

 

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きっと、日本中にどれくらいいるか分からんが

ホントの熊撃ちなんて

山ばっかり眺めてるんだと思うな

 

https://youtu.be/AsHrY9Iro6A

 

 

昨日出会った第一クマボクチャン

 

ブナの芽を喰ってる・・・

 

可愛い・・・・

 

捕まえて飼いたいとも思うけど・・・

あんなでっかいのは絶対怖い

 

 

 

別の場所のクマも観察しようと別の場所に移動中

たまたま駆除猟師と出会った

 

クマ見つけたけど撃つ?

と聞くと、首を縦に振る

 

その沢に昼から居たんだけど見つけられなかったそうだ

偶然見つけられる事もあるけれど

ただ山に行っても見つけられたりしない

きっと視界の中に入ったとしても見えないかもしれない

 

 

案内して撃った

 

2発外れて3発目に命中

 

でも、死んだのかどうか分からん

駆除なので、駆除の人に任せてオレは帰って来た

 

 

誰が撃っても獲ってもオレは悔しくはない

熊がいっぱいいすぎても塩梅が悪い

 

だから少しはこういう作業も必要だと思う

 

だけど、熊を獲るという事は

見つけるのが仕事の様なもので

時間の90%以上が見つけるための行動なのである

 

 

そして見つけ獲ると決めたら

1発で仕留めなければならない

 

年に1回1頭の出会いしかない年もある

 

ただ1発の弾で勝負つけるのが熊撃ちなのである

 

弾を作るのもデータや実績に基づき火薬の種類や量

弾頭の種類などを調整し調整する

 

どんなに近くとも遠くとも

1発で仕留める

500mくらいまでなら撃って仕留める

 

そう言うもんである

 

何匹も見かけて、何匹にも撃ちかけ

そして1匹獲れた・・・・そんなもんじゃない

 

年に1回 1匹の獲物を仕留める

それだけの為に一年中山を歩き回り

射撃場に通い、色んな研究をし積み重ねる

1回外せばそれでその年は獲れずに終わる事だってあるが

さいわいな事に、オレは取れなかった年はまだない

 

まあ、どうという作業ではないが

総合してみるととんでもないエネルギーと時間を費やす

 

 

熊撃ちという人は多いが

 

 

オレはあんまし本物の熊撃ちに会った事はない

本物の熊撃ちも近所に居るが

ヤッパシ凄いけど

俺とはまたスタイルが違う熊撃ちである

 

尊敬しているし実績もスゴイ

 

 

 

熊撃ち同士にしかその猟の大変さは分からない

 

 

テッポー持ってりゃ何でも熊撃ちではないと思う

 

 

熊が好きでなければ

 

熊撃ちじゃないような気がするし

 

 

兎に角自分でも思うが

熊撃ちってのは普通じゃないのである

 

 

真似できるもんでもないのである

 

 

やるからには

それなりの覚悟と経験と

貪欲な知識欲と

異常なほどの体力と

スナイパー並みの狙撃力や物理学の理解も必要だ

 

 

そして人をやっかまない心と

無欲・・・・・な

無垢な心

虚栄心や名誉欲がない人

 

 

 

 

そう言う変な人が熊撃ちなのである

 

 

 

 

 

 

いつになるか分からんが②に続く

 

 

 

 

 

ダハハ

 

 

 

 

 

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2018.04.20:N,Takanoo:[鉄砲撃ち]

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